場内の地図はホテルか、 チケットを買うときにもらえるので、それで、あらかじめどのようになって いるかを研究しておくといいと思う。
30日は先日の夜に全日空ホテルのコンビニで買っておいたサンドイッチで朝食をすませ、 一路ハウステンボスへ。
入国口の近くにインフォメーションがあったので、そこで次の日のための、 帰りの船の予約をすませておいた。
入国してすぐの建物であるナイアンローデ城にあるテディベアキングダムを見た。 ここらへんの入場料は入国料金とは別にかかるのだが、パスポートにしておけば、そのまま入ることができるので便利である。
テディベアキングダムにはドイツではじめてテディベアを製作したシュタイフ社のベアなど貴重なベアが沢山展示されていた。 テディベアの名称がアメリカの大統領セオドア・ルーズベルトから来てる人は いるかもしれないが、その後どうやってテディベアが定着していったかは、 ここの展示を御覧になるといいのではないかと思う。
メーカや時代によってもデザインの違うベアたちを楽しんできた。


ハウステンボスの会場をぐるりとまわれる形のカナル(運河)があるのだが、 そこを一周するカナル・クルーザーというのがある。 とにかく、二人してそれに乗った。
ハウステンボスは花のゾーン(キンデルダイク)、遊びとグルメのゾーン(ニュースタッド)、 博物館のゾーン(ミュージアムスタッド)、街のゾーン(ユトレヒトとビネンスタッド)、 それに海・夜のゾーン(スパーケンブルグ)、森のゾーン(フォレストパーク)からなるが、 カナル・クルーザーはスパーケンブルグとフォレストパーク以外のほとんどの領域を ざっと見てまわるにはちょうどよい乗り物なのだ。 街のゾーンのユトレヒトにも駅があるので、半周したところで降りることも可能。 もっとも私たちは1周してきましたが。
ハウステンボスのとなりのオランダ風住宅地であるワッセナーも、 このカナル・クルーザーで結構近くまで見ることができる。 ワッセナーの管理もハウステンボスの管轄だったりする。


キンデルダイク
花のゾーン、キンデルダイクでカナル・クルーザーを降りた私たちはキンデルダイクを 通ってニュースタッドへ向った。
キンデルダイクの見どころは風車と花畑。それとここのチーズ売場であるブールンカースは 場内の他のチーズ売場にはないチーズも置いてあるので、要チェックである。
ニュースタッドのはしっこの方で馬車に乗れる場所がある。 早い時間にしかやっていないし、馬が疲れてしまったら終りというものであるが、 ニュースタッドをぐるりと一周してくれる楽しい場所だ。 これはパスポートがきかないので、現金ではらう必要がある。 でも、機会があったら是非乗っておきたいものだ。
馬車のムービー
馬はオランダ産のものだそうで、ハウステンボス中央のフリースラントという場所で 飼育されている。まっくろな毛並のおとなしい馬だった。
ニュースタッドではミステリアスエッシャー、フライトオブワンダー、 ホライズンアドベンチャーを見た。 まぁ、そこらへんの解説は ホームページを参照して下さい。
このニュースタッドには、色々な商店やレストランもあります。 ワールドリカーハウスには色んなビールやワインが置いてあります。 得にめずらしいビールなどはここで買い込んで宅急便で送ってしまうのがいいでしょう。 ワールドリカーハウスに隣接しているチョコレートハウスには、高さ4mのチョコレートの滝が あって、どろりん、と流れています。記念撮影などにうってつけ。 チーズワーフではチーズも売ってますが、2階のレストランではチーズフォンデュが食べられます。 チーズフォンデュは2人以上でしか食べられないので注意が必要です。 トレードウィンドには水出しコーヒーのダッチコーヒーがあります。香りがよく出ていました。


さてお次はミュージアムスタッド。
ここではビーレメントボウ、カロヨンシンフォニカ、オルゴールファンタジア、 シーボルト出島蘭館に行ってきました。
それぞれのアトラクションは時刻がきまっているので、それにあわせて 入っていけばいいです。間隔が短いものと長いのがあるので、うまく組み合わせると よいでしょう。
ビーレメントボウでは手まわししきのオルガンの生演奏をしてくれますが、 希望すれば自分の手でまわして演奏することができます。 カロヨンシンフォニカでは1階のドラムによる演奏と2階のキーボードによる演奏がありますが、 どちらもカロヨンにつながっていて、カロヨンによる演奏になります。 パスポートがあれば何度も入ることができるので、中を堪能しました。 オルゴールファンタジアでは手回しオルガンやオルゴール、オーケストリオンによる自動演奏など 3つの部屋にわかれて案内がついての説明があります。 毎回演奏される楽器や曲が違うらしいので、何度でも楽しめます。 シーボルト出島蘭館はシーボルトの住んでいた家を模したとのこと。結構知られて いないこともあるようです。


ミュージアムスタッドをぬけて、ホテルアムステルダムの後ろを通りぬけ、 スパーケンブルグに行ってみました。 そこの大航海体験館も行ってきました。絶叫系マシンが好きな方にはちとゆる ところでしょうけど、私にとっては結構投げ出されまいと大変でした。
ユトレヒトとビネンスタッドは次の日に見に行く予定だったので、 そこで自転車を借りることにしました。 とりあえず、とことことキンデルダイクまで戻り、そこのフィッツという 貸し自転車屋さんでふたり乗りの自転車を借り、そこからハウステンボスのあちこちを 見てまわりました。
ビネンスタッドやユトレヒト、フォレストパークにスパーケンブルグ。
スパーケンブルグでは咸臨丸とかラブ・ア・ピアとかに行きました。 本当はこのあたりに観光丸という大村湾をクルーズする船があるのですが、 この時期は運休中でした。観光丸という船の名前自体も実在の船だったりします。 咸臨丸は勝海舟らが渡米するときに用いた船の名前ですよね。
ラブ・ア・ピアは恋人たちのためのピアということみたいですが、 とりあえず、ひやかしに行ってみました。 ひとくみのカップルが去ると次のカップルが来るぐらいのペースで、 結構それなりに来てたんじゃないでしょうか。


レンタサイクルが19時までだったので、それまではあちこち 自転車を乗りまわしました。
ビネンスタッドの中央にあるギヤマンミュージアムはゴーダ市の旧スタッドハウス(市庁舎) を模したもので、結婚式にも用いられる場所らしいです。
スタッドハウス
実際、ハウステンボスの結婚式のページとか見ると、 体験談から毎日のようにここで挙式してる人たちがいることがわかります。 場内の式は、ここのほかに、パレスハウステンボスや船の上などで行うことができるようです。 体験談からすると、このギヤマンミュージアムでの式が一番多いようですが、 それは一番結婚式場らしい場所だからなんでしょう。
ちなみに、場外ホテルの全日空や日航のホテルでも挙式できるようです。 全日空の方しか見てないのですが、裏に専用のチャペルのようなものがありました。
キンデルダイクのミュージアムモーレンも見ました。ミュージアムとは言いますが、 実際は風車の中を公開してるだけのようなところではあるのですが。 でも、実際に動いてる風車が見れますし、風車の原理とかの説明があったりしましたので、 結構楽しめる場所でした。


自転車をかえしてから再びユトレヒトの方へ。そこで高い塔であるドムトールンに 上りました。そこからハウステンボスの夜景をながめましたが、なかなか格別な ものがあります。
夜景
ドムトールンのふもとにあるロード・レーウというオランダ料理レストランで夕食を取りました。 さすがに高いですが、高いだけの味のよさがありました。 オランダ人(?)のバイオリン弾きとアコーディオン弾きが私たちが席に案内される ちょうどそのころにやってきて、色んな曲を演奏していました。
食事が終るころにはレストランはかなり人がまばらになっていました。 どうやら20時40分からスパーケンブルグではじまるフォーシーズンズというイベントを 見るためだったみたいです。
フォーシーズンズ
とりあえずレストランを出た私たちもそれを見ることにしました。 スパーケンブルグのオレンジ広場にあるビール・ハーフェンというスタンドで ビールとウーロン茶を買った私たちは適当な場所に腰かけて、 空に映し出される光の祭典に見入ったのでした。サーチライトやレーザーが、 ビバルディの四季の曲に合わせて変化しつづけ、クライマックスには花火が上がったのでした。 前の日に送迎バスに乗る時に見た花火はこれだったのでしょう。 前日は雨に降られていましたが、この日は晴れていたので、絶好の条件でした。
21時にイベントが終ったのですが、その日もまだ他のイベントがあったようです。 ただ、さすがにこれ以降のイベントは場内ホテルに泊まってる人たち用という感じで、 みんなぞろぞろと出口の方へと向いました。 昼間はそれほど人がいないようでしたが、こうしてみるとかなりの人数が来て、 しかも泊まっているということがわかりました。
ふたりしてつらつらと出国口まで歩き、入出国ゾーンのブルーケルンまで行き、 連絡バスの黄色いパラソルのところに行きました。 ちょうど同じようなタイミングで来た人が多く、バスはピストン輸送となっていました。
次のページへ