メーリングリストでの情報によると、キングズ・ロードを下った あたりにクレープの屋台があるということであった。しかし、ハム ステッドの駅の周辺にキングズ・ロードという道はないことは事前 に地図を調べてわかっていた。あとは下るという記述を頼りに道を 下ってみるだけだ。
いかにもそれらしい道があったので、行ってみる。情報によると、 途中に変ったパブがあるということだったので、パブがあるたびに 中をのぞきこんで見てみるがそれらしきものはない。
10分ぐらいは歩いただろうか。どう見ても別の地名の場所に来てしま ったので、道の反対側に渡って引き返す。
駅までついてしまったが、それらしきものはない。
とりあえず、途中のドラッグストアで絵ハガキを仕入れて、他の 道もさがしてみる。(駅の前はいくつかの道の交差点になっていたのだ。)
やっぱりない。
もう一度、最初の道を行ってみる。ふと、なんとか博物館という 文字が目につき、その路地に入ってみる。
すると、メーリングリストで紹介されていたパブらしきものがあるではないか。
まだ11時前だったので閉まっていたが、ちょっと周辺をうろついて いるうちに11時になり、開店した。
そのパブは客席が中でふたつに区切られていて、右側がワインバー、 左がビールと壁に書かれていた。とりあえず、右の方に入ってみる。
メーリングリストではそこにサイダー(シードル。リンゴの発泡酒) があると聞いていたので、サイダーはあるかと聞いてみる。あるよ というので注文してみる。(なんとパイント単位) ハーフパイントたのんだ。
その時聞いてみたのだが、現在は右と左の客席に差はないそうである。
昔は階級によって分けられていたそうだが。
サイダーを飲み終ったところで、今度はハーフパイントのビターを注文する。
ちびちびと飲みながら絵ハガキを書いているうちにいつのまにか 12時近くになっていた。奥の方から良いにおいがしてきた。
絵ハガキも書き終ったので、奥に行ってみると、食堂になっている。
ここで昼食が食べられるようになっているのだ。女の人が黒板に メニューを書き記している。< br> ここハムステッドの駅前には色々な食堂があるが、このパブが気に いったので、ここでパブランチを食べることにする。< br> たのんだのはステーキ・アンド・キドニー・パイ。ついでに飲み物 もたのもうとしたら、飲み物はバーの方で、と言われてしまった。 バーの方に戻って、今度はさっきのビターと違う種類のやつを1パ イントたのんだ。聞いてみると、同じ銘柄であるが、こちらの方が 強いらしい。
ここのランチはおいしかった。それに、生ぬるいここのビターもま たおいしかった。
また機会があったらここに来よう。
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