観光案内所でもらった地図とにらめっこしながらローマ劇場 Roman Theatre をさがす。結構距離がはなれているが、案内所の 人はここを歩いていけばいい、と言っていたので歩いていける 距離なんだろう。なんだ、バスで駅から乗ってきた距離とそう 大して違わないではないか。帰りはバスに乗る必要はないな。
普通の一般家屋の間を通りぬけていく。
ただし、その屋根はレンガふきで、しかもこけむしていてなんか 波打っていたりした。
道の途中で、ゴミ処理の人をみつけた。作業員がそれぞれの家から ゴミ袋(黒かった)を集めてきて、ゴミ処理車に放り込んでいる。
東京のゴミ処理車は歯を回転するようにして圧縮していたが、 ここのは上から直線的に圧縮して奥に押しこむようにしているようだった。
どんどん行くと水車博物館というのがあった。帰りに時間があ ったら寄ってみよう。さらにずんずん行くと、道がふたつに別れ ていて、右がローマ劇場、左が博物館だった。とりあえず、ローマ劇場の方に行く。
道路に出た。細い道のわりには車の通りが多い。
押しボタン式の信号があるので、そこから向うに渡る。そこに すぐにローマ劇場の看板が立っていた。
受け付けは小さい小屋。どうも、このゲートはその奥の農場にも 続いているようである。小屋の前で入場料を払う。1ポンド50セント。
まあ、そんなものだろう。ガイドブックが1ポンドで売っていたのでそれも買う。
ゲートを入ってすぐ左にローマ劇場がある。
劇場といっても、もちろん遺跡である。
舞台には柱がたっていたらしく、そのうちの一本は復元されていた。
50センチぐらいの幅のアスファルトの通路があるので、それに 沿って、ぐるりと遺跡をまわってみる。中心にある舞台を囲んで 扇型ですりばち状になった観客席の跡がとりかこんでいた。
劇場跡の手前(道路側)には観客めあての店の跡が残っていて、 また、地下式の小さい礼拝堂もあった。
入口の小屋のところで切符を売っていたおばさんにあいさつする と、そのまま次の博物館をめざしたのだった。
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