ふとディスプレイを見るとチェックインの受付を開始している。
その窓口に行ってみると、すでに長蛇の列ができていた。
どうにもほとんど満席状態で、私の番が来たときにはすでに、
席の自由はなくなっていた。
それにしても、英国は列にうるさい。列のパターンは決まっていて、
複数の窓口があっても必ず列はひとつ。それでそこから各窓口に
ふりわけられるようになっている。
# ふりわけるための係員がいること自体英国的だと思う。
最近は日本でも見られるようになったシステムだが、(係員はいない
けど)、見習うところがあるシステムだと思う。
バゲジをあずけてかなり身軽になった。しばらくまたロビーをうろつく。
そうしているあいだにも、11時が近付いたので、例のパブに行ってみる。
まだ食事の時間のようだったが、11時になったところで、店員が鐘を
鳴らした。ここからアルコールが OK になったみたいだ。
その日、ビターを注文したのは私が最初だった。
窓際の席までグラスを運んで、そこで飲んだ。
飲み終ったところで、結構いい時間だったので、出国することにする。
出国は簡単。というかハイジャック防止のための検査だけで、あとは
なにもない。毎回あっけにとられる。
# 日本だと出国も面倒なのに。
出国しみてびっくり。
免税店がぎょうさんある。
とりあえずおみやげと、自分用にブランデーを購入した。
それでポンドはほとんど使い切ったのだが、まだ時間があるので、
絵葉書を書いてみようと思い立つ。しかし、絵葉書は売っていたが、
肝心の切手がみつからない。ようやっと売っているところをみつけたが、
セットでしか売っていないので、一枚だけ買うことができなかった。
もう1ポンドぐらいしか残っていないので、残念ながら断念。
マクドナルドでオレンジジュースを買って、消費した。
結局残りは20ペンスだった。
それにしても、いろんな店が中にあるので驚いた。
ちゃんとパブも中にあるのが英国らしい。
ここにもあるのだから、外で待つ必要もなかったかもしれない。
それとも、カードが使えるのだから、ここでも飲めたかもしれない。
店をひやかすのにも飽きて、ゲートの方に行く。
さすがにまだ早いので、席は空いていた。
テレビでオリンピックの競技を映しだしていて、まだやっていたの
か、と思った。なにしろ、全然気にしていなかったのだから。
13時ごろ、いよいよ搭乗とあいなった。
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