ちょっと前のニュースになりますが、アメリカの学者がIAUの判断に不満を持って、次回のIAU総会の時に冥王星を惑星に復活させようと署名活動が行われているそうです。
まぁ、先月のIAUの決定より前は、冥王星はアメリカ人が発見した唯一の「惑星」ということでしたし。アメリカ人としての沽券にかかわる話なのですね。
もっとも、話はそれだけではなくて、現実的な問題があります。冥王星を目指している探査機があるのですが、冥王星が惑星から降格すると予算が付かなくなるというものなのだそうです。
さて、今降格という言葉を使ってしまいましたが、今回のIAUの処置は厳密には降格ではないのですね。海王星外天体のうちの代表的な天体が冥王星であると言うふうにとらえられているそうです。
今回の騒ぎは回りの反応にも問題がありましたよね。冥王星が消えてなくなるものと信じてしまった子供が大勢いるそうです。冥王星そのものはかつてあり、そしてこれからもあり続けるというのに。
占星術的にも、冥王星が存在することには変わらないので、いままでの解釈が覆るという訳ではありません。ただ、冥王星自身に死と再生という意味があることから、また惑星に復活したらおもしろいと考える人はいるようです。
個人的には、冥王星が惑星でなくなることには問題を感じませんが、探査機の予算が下りなくなるというのは考え物だと思います。やっぱり、ボイジャーが海王星までを観測した時に、次はぜひ冥王星をと長年思ってきましたから。
ちなみに、CDの惑星(冥王星付き)はまだ届きません。よっぽど話題になって売れてるのですね。まぁ、実際にはネタ的な意味ぐらいしかないかもしれませんが。冥王星の曲は外の惑星の曲とかなり感じが違うのだそうです。まぁ、いろんな小惑星とかの曲もついてくるからよしとしましょう。