朝は新宿の医者でした。新宿で連れと待ち合わせて、そのまま両国まで行きました。
江戸東京博物館で、北京故宮 書の名宝展をやっていたのでした。
王羲之の蘭亭序の八柱第三本が来てるということで行ったのでした。
八柱第三は別名神龍半印本と呼ばれていて、神龍の割り印が押してあるのでした。これは唐の時代の双鉤填墨つまりいわゆる籠字と伝えられていますが、本当に唐代のものとする根拠はないみたいです。点画がはっきりしている反面、不自然なはねがあったりするものでもあったりします。
今回はじめて本物を見る機会にめぐまれたわけですけど、やっぱり籠字だけあって墨色に深みがないなぁと思いました。
展示は他に宋、元、明、清の書があって、やっぱり時代とともに勢いやおもしろみがなくなっていくのだなぁと実感しました。
羲之の十七帖の元代の臨書とかありましたけど、やっぱり本物とは違うなぁと。
明になるとほとんど見るものがなく、清になると篆書の作品が見える感じでした。(でも隷書は下手な気がした。)
そのあとで、JRで上野まで行って、東京国立博物館の本館を見に行きました。
空海の風信帖が明日まで展示されているのです。
これも本物を見るのははじめてだったのですが、案外と淡々とした書体で、あっさりとした感じだったのは意外でした。
空海は時代的に中国の唐と同時代の人で、遣唐使とともに中国にわたって王羲之や顔真卿の書法を学んできたということだそうです。
国立博物館の他の展示も見てきました。文字はやっぱり古い漢字のものの方がおもしろみがあるという気がしました。
そして偶然出会ったのですけど、与謝蕪村の蘭亭曲水図屏風が展示されていました。こんなところでまた蘭亭に出会うとは思ってもいませんでした。蘭亭序に書かれた流觴曲水の宴の場面を描いたもので、蘭亭序の全文も記されているのでした。
上野のアメ横でタイ米を買ってからそのまま歩いて秋葉原まで。そこのヨドバシに行きました。
ヨドバシといえば、上野の駅前にもヨドバシができていたのですね。これは知らなかったなぁ。
総武線で新宿に出て、ダブリナーズで夕食を取って、それから帰りました。
今日は盛りだくさんの一日でした。
暑かったし、疲れましたよ。
漫画家の赤塚不二夫氏が今日亡くなったそうです。
享年72歳。
2002年からずっと寝たきりの意識不明だったみたいですね。
2006年には看病していた奥さんも亡くしているし。
御冥福を祈ります。
>上野のアメ横でタイ米<br>インディカ米ですね♪エスニック料理に合いそう(^^)
うちではよくインド料理を作るのですけど、そのときにはタイ米は欠かせない存在なのですね。