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つれづれなるままに

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12-August-2011 印象派・ポスト印象派奇跡のコレクション ワシントンナショナルギャラリー展 [長年日記]

_ 乃木坂

6時ごろに起きてきて朝食を軽く食べてから、家を出ました。

まだ新宿直通の電車があって助かったな。

高田馬場で乗り換えて、原宿まで。そこから千代田線で乃木坂まで行きました。

今日は国立新美術館で開催されているワシントンナショナルギャラリー展を見に行ってきました。

開場直後の10時ちょっと過ぎぐらいに着いたのですけど、かなりの人でにぎわっていました。展示は、ワシントンナショナルギャラリー収蔵の、印象派直前の絵や印象派の作品そしてポスト印象派の作品が展示されていました。これだけの数の作品が一挙に貸し出されるのはワシントンナショナルギャラリーとしてははじめてのことなんだそうです。今回の展示の中には日本初公開のものもあったりします。

ポスト印象派って誰のことだろうと思っていたら、セザンヌやゴッホ、スーラ、ロートレックなどの作品のことだったのですね。昔、セザンヌがいたことのあるエクス・アン・プロヴァンスに行ったことあるのですけど、セザンヌにはそれほど興味がなかったのであまりおもしろく感じなかったなぁ。そのときは他にアルルの方にも行ったのでした。アルルの方はゴッホだけど、どちらかというとローマ時代の遺構の方がおもしろかったなぁ。

今回はこのポスト印象派の言葉に興味を抱いて来てみたのですけど、ポスト印象派の作品はさほど感動しなかったな。スーラのオンフルールの灯台はいいなと思ったけど。

印象派の作品では、モネの日傘の女性、モネ夫人と息子 がよかったです。あと太鼓橋。

印象派以前の作品では、ラトゥールの皿の上の3つの桃がかなり質感があってよかったです。

おもしろかったのは、印象派画家たちの、キャンバスではなく紙に描かれた作品が展示されていたことです。あんまり印象派っぽくないんですよね。マネとかがいろいろ描いていたなぁ。

今日はなにせ人が多くて列もなかなか進まなかったもので、ただでさえ見るのが遅い私達はかなり時間がかかってしまいました。というか、今日は連れが湯あたりが出ていたみたいで、トイレと往復することが多かったもので、なおさら時間がかかったんですよね。

結局美術館を出たのは13時ごろだったんじゃないかな。

乃木坂から明治神宮前まで行って、そこから副都心線で新宿三丁目まで出て、そこのマックで昼をすませました。てりやきチキンフィレを食べようと思ったのですけど、もう終わっていたみたいですね。

コミックギャザにちょっと寄ってから帰りました。

帰りに、武蔵大和の郵便局で独立に出品料を払込みしてきました。昨日通知が来ていたんですけど、秋の独立選抜書展に受かったみたいで。審査は表装なしでなんで審査料は安いんですけど(それでも3000円する)、そのあとで受かると表装代を含んだ出品料がかるんですよ。去年に引き続き今年も秋期展は選抜だし、会場も狭いのでかなり狭き門だったのですけど、無事受かってくれたのでした。ただ、会期的に私は見に行けないんだよなぁ。台湾旅行と日程がかぶっているもので。2011 秋の独立選抜書展は9月20日から9月25日まで、大田区産業プラザPiOで開催されています。入場料は無料ですので、暇のある方は見に行ってみてくださいまし。

家に帰ってから、たまりにたまった新聞をざっと読みました。まぁ、ちらちらと聞いてはいたんですけど、今、世界的にかなり大変なことになっているのですね。5日の警察による住民の射殺に端を発っしたロンドンを中心とした暴動は、一応の終息を見せたようですけど、まだくすぶっているみたいです。これの原因は福祉を重視してきたことによる英国の財政の疲弊を回復するために出した緊縮財政政策によるものらしいですね。福祉や失業対策に回す予算をかなり削ったことで若者の失業率が上昇し、若年層にかなり不満がくすぶっていたんだそうです。キャメロン首相は暴動の鎮圧に対して強硬な姿勢でのぞむという意向を示しているんですけど、また暴動が起きないとも限らない。かなりきわどいところにあるみたいです。10月までになんとかなっていてくれるといいのですけど、そうじゃないと下手すればロンドン旅行は中止となる可能性もあります。

米国の国債に対する格付けの降格からはじまった混乱も収拾していません。ドルがどんどん売られてドル安が進んでいます。2008年のリーマンショック以来の危機と言われていますけど、構造的には日本のバブル崩壊時の状況に似ているんだそうです。問題は米国だけに限ったことではありません。ギリシャの通貨危機にはじまるヨーロッパのユーロ安も拍車がかかっていて、イタリアやフランスもかなり状況が悪くなってきているということ。フランスの格付けが下がるという噂が流れたことにより、フランス国債に対する信頼も悪化したようで。たのみはドイツだけなんだそうですけど、ドイツが崩れたらユーロは総崩れで、ギリシャは財政破綻することとなる可能性があるとのこと。安定して経済成長している国で信頼に足りるのは中国なのですけど、中国は為替レートの高値を誘導しているきらいがあって、世界の通貨を導いていく責任からのがれようとしているみたいです。他の新興国の通貨はそれほど強くないので、どんどんドルやユーロが安くなってきているらしいです。で、その通貨がどこに流れているかというとスイスフランと日本円だったりします。投機筋からこれらの通貨が信頼できるものと判断されていることによるみたいです。でも為替レートが上がれば輸出産業に打撃が走り、企業の業績悪化につながってくることとなります。日本など、震災のショックからようやっと立ち直りかけているところなのですけど、対ドルレートがこれ以上上がるとかなりの損失が出ることが予想されます。そろそろ投機筋も、日本の経済が結構疲弊していることに気付きはじめていて、近いうちに日本の格付けが下がる可能性があるという観測もあります。かなり大変なことになっているなぁ。

ここらへんがここ1週間の日経を総括した結果だったりします。

そんな世界情勢が大変ななかでも、日常はやってくるわけで、20時ごろから外でドーン、ドーンという音がして来ました。西武園ゆうえんちの花火です。今月は毎週土日に花火を打上げているのですけど、12日から15日まではお盆ということで特別にやっているみたいなんです。外に出て、ちょっと開けてるところまで行って花火を見てきました。きれいだなぁ。

明日はPC DEPOT行って、西荻の いおり に行って、それから新宿まで飲みに行ってきます。色々と盛りだくさんだったりします。


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