昼休みの休憩で軽い睡眠を取っていたのですが、起きたらなんか異様に体が重くなっていました。
な、なんだこりゃ。
暑さのせいもあるのでしょうけど、なんか調子が悪いなぁ。
なんとかこらえましたが。。。
今日もまたやたら暑いです。
空調が効いてないところに出ると、途端に激しい汗が噴出してきます。
なんか、昼間は清水神社ではセミが鳴いてなかったのですが、この夜中になって鳴きはじめたみたいです。
セミも暑さにやられてるのかなぁ。まぁ、セミ子さんは夜中にしか行動できないんですよね。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784150205294
ちょっと前に発刊されていたのを今頃読みました。
もっとも原作の Wizard's Bane は1989年の発刊らしいですから、まぁ、そもそもが古いので問題なし?
まぁ、ハヤカワのありがちなパターンのひとつで、続刊が出てないやつなのですが。
テーマも今の日本のラノベではありがちな、コンピューター的手法を用いて魔法を使うというものです。
でも、発刊されたのが89年ということを考えると、このアイディア自体はかなり斬新だったのではないかと。
なにせ当時はまだWindows 95以前ですから、一般の人はインターネットはやっていなかった時代なんですよね。一部の人はパソコン通信とかやっていましたけど。
主人公が元の世界で使っていたのはUnixのワークステーションだったみたいですが。でも多分パワー的には98000クラスのものなんだろうなぁ。16bit CPU?
で、魔法の世界に召喚された主人公は、別にチートな能力を身につけていたわけではなく、魔法使いたちが呪文を練る時の手法から、単純な魔法を論理的に組み上げてより複雑な魔法の呪文を作ることで、安全で確実で、さらに強力な魔法を作ることを考えたんですな。
あんまり言うとネタバレになりますが、主人公は呪文プログラミングの手法としてforthを使うことにしたようです。
これ、日本語だとforce(力)とごろ合わせになりますが、英語だと発音が違うんですよね。でもこのぐらいの差は許容範囲なのかなぁ?
まぁ、多分、8bitマイコンクラスの処理系を組み立てたのではないかと。
当時のマイコンというと、OSの代わりにBASIC処理系が使われていたんですよね。エディターにしろなんにしろ、すべてBASICの待機モードで操作できるようになっていた。
それと似たシステムをforthに似た処理系として作ったんじゃないかなぁ。
shellのdemonにはイーマックという名が付いてるのですが、これってEmacs?
デーモン(悪魔)とdemonをひっかけてるしね。
原作は5巻まで出てるそうで、6巻の執筆途中で心臓の疾患で中断してるということらしいです。
続きは原書に当たるしかないのか。
日本のラノベでのこの手の作り込みよりも説得力があるように個人的には思ったのですが、時代の成せるわざ?