読了。
前の巻でひとつの区切りがついて、この巻からまたあらたなストーリーに。
基本は(本人があずかり知らぬところで)ミーア姫が女帝への道を歩みはじめたことが公になって、これまでよりもより多くの人が運命に巻き込まれるようになってきたということ。
最初は確かに自分ファーストな姫だったんですよね。
でも、殴られれば痛いことも、飢えればつらいことも知っていて、前世の獄中の生活も長かかったことから汚れることも臭いも気にしない。元は自分の身を守るためだったものが、自分の身を守るためにはまずは周囲の人たちも守られなければならないことも知っていて、頭がさほど良いわけではないが、失敗に対する教訓を得ることができる人材だったり。
そこで悟ってしまいます。国の危機のために小麦の備蓄をはじめていますが、仮に他の国に助けを求められたときに自分はどうすべきか。そこでつっぱねれば、回り回って結局は自分の首を締めることになりかねないので、施しをしないわけにはいかないのだと。
そこで一味加えるのがミーア風。施しに応じますが、こちらが困ってるときは同じように助けてくださいね、と周囲にアピールすることも忘れずに。(でも結局それが現実的な相互補助を謳う美談となっていたり。)
もはや勘違いだけでは済まされないほどミーアの周囲の流れは大きなうねりとなって大陸中を広がっていくのでした。
ちょっと前にWEB漫画が出ているのを知って読みはじめた話なのですが。
男爵令嬢のソフィアは、家が貧乏なため冒険者となって稼がないといけなかったのですが、ダンジヨンの中でモンスターにやられて死亡してしまいます。
で、気がついたら赤子の頃の自分に戻っていました。
同じ誤ちを繰り返したくなかった彼女は前の人生のときの5年間の冒険者生活と自分に宿る魔力を元に3歳のころから狩りをはじめたり、ポーションの研究をしたりで家や領地を助けることに成功したのでした。
が、彼女が辺境の領地に埋もれるのを危惧した父親の男爵や領民たちが彼女をだまして借金があると臭わせ、再び彼女が冒険者となるように仕向けたのでした。
ソフィアはそんな極端に才能があるわけではないのですが、前世の分と今生の分の努力で普通の冒険者よりもできる新人になっていたし、15歳とは思えないほどの落ち着きを持ってると評価され、巻き込まれて人を助けたりしてるうちに、街の人気者になっていくのでした。
原作者はなんかVtuberの人みたいです。
直感×アルゴリズム の Tacitly のオリジナル オルビットの英語バージョン。
シネマサイズですな。
黒兎ウルの。
はらぺこあおむし の作者のエリック・カールは先月亡くなったのですよね。
今日は虫の日ということで上げたそうです。
2019年の はらぺこあおむし の50周年のときにレコーディングしてあったということだそうで。
というか、この絵本の歌ってあったんですね。