読了
Pixivやニコニコ静画やらで連載しているラブコメ。
元タイトルは ゲーム好きの友達と色々する話 というやつで、ソシャゲのオフに行ったら、お互いに性別偽って登録していた、というやつで、そのままなしくずしにつるむようになった二人の話なのですが、高校を休学して引きこもっていた七海は友達(女友達)を連れていくと両親に話してしまっていて、そんなわけで薫は女装してカオリとして七海の家におじゃますることになる、というのが1巻の導入でした。(Pixivでよく性別薫なんてよく揶揄されている……)
冬から春を経て夏になろうかという頃、七海は薫の通っている高校に編入することを決意するのでした………。
この話、ほぼ平行した時間軸で同人誌もやっていて、そちらとは微妙にエピソードがかぶらないようにできています。どちらも楽しめるように、という作者の計らいによるものなのでした。
七海はツンデレのようでいて、実のところはかなりのヘタレ。でもすごく良い娘で、七海のことも薫のこともお気に入りです。
ちょっとしたことで闇落ちするクセがついてしまってるモモなのですが、1期のころと違ってとことんモモがいじられキャラになっているのが今期の特徴。
そして、ミカンのあの変身シーンはないよなぁ。球状のミカンジュースみたいな液体に包まれて首と両手足を出してる様はどうみてもギャグ。あ、ギャグか。
1期のころの貧乏の呪いが解けたからシャミ子もおしゃれな服装ができるようになったのかな。なんか新鮮な感じだ。
おもしろいことに、話がなかなか進まない。
オープニングとラストでだけ話が進行して、そのまんなかではみんなぐだぐだやってるんですよね。
ゼロの魔法の書は1クールにうまいぐあいに話が配分されていて見ていておもしろかったのですが、こちらはもう1クール終わるのにほとんど話が進んでないように思えるようなところがなんとも。
なんというか、いわゆるコンプライアンスという言葉に対して真正面から戦争をしかけてるような話なんだな。
いつものことだけど。
作品の中にまで煩くコンプラをかかげられるよりは思い切っていていいのかもしれませんが、ぎゃくにはらはらしてしまいますわ。