読了。
プロ意識の高い先輩。でもその本性は声優好きすぎて中身はぽんこつな 柚日咲めくる の話。
前々回あたりから同じ時系列のエピソードを視点を変えて並べてる構成が続いているのですが、今回も前回の話の裏で何が起きていたかが語られています。
柚日咲めくる という声優がどうやって生まれ、どうしてそのような存在になったかという、今までのコーコーセー二人メインのエピソードから少し離れた、ちょっと番外編的な雰囲気のある回です。でも、脇役の中でも、2巻から登場した彼女は 由美子 たちが立ち直れたきっかけでもあるし、(いろいろとからかわれたりもしてるが)良い相談相手でもあるわけなのですよ。
周囲からも認められているように、本人も常に努力してきているわけなのですが、とある理由から めくる が主な登場人物の役をやることは少ない。それがあるとき彼女の問題として噴出してきて、一人悩みをかかえることとなるのですが。
他の声優とは慣れ合わず線を引いてつきあっているというめくるですが、でも、なんのかんのいって、後輩への面倒見が良いことは前巻でも見えてきてはいたのですがね。
書影のつもりでのリンクです。