今日は昨日とは一転して快晴です。でもそんなに気温は上がってないような気がします。
もっとも、つくばは東京よりも何度か気温が低いらしいので、都心の方はもっと気温が高いのかも知れません。
千葉県の柏市に入りました。となりを建設中のつくばエクスプレスの線路が走ってます。つくばエクスプレスが開通すると東京とつくばの往復が楽になると言われてますが、実際のところどんな感じなんでしょうね。平成17年秋に開通とのことなので、まだまだ先の話です。
連れが実印をもってないので作ったらどうか、という話が出ました。
で、早速ネットで検索していろいろ調べたのですが、安いものは結構あるものなのですね。でも、そういう安いはんこはデザインがいまいちだったりして、気に入らないようなのが多いみたいです。そもそも連れは名前がひらがなだから、字体の選択にも限りが生じてしまうんですよ。見た目には篆書がいいのですが、かなだと度の書体でも同じになってしまったりして。
かなの場合印相体とか吉相体とか言われる書体がよく使われるらしいのですが、読みにくい上にバランスが悪そうだったりして。
篆書(小篆)が生まれたのは中国の秦の時代でした。それまで各地で字体が異なっていたのを、統一国家を作る際に同じに字を使うように定めたのですが、その時に使われたのが篆書でした。篆書は簡単な文字にも余計な曲線とかが入っていて一見難しそうですが、そのようにして空間を埋めることによって空間を均等に分割するようになってるのです。
篆書はこうして公式な文書用に作られたのですが、漢の時代以降は限定的な用途に使用が限られてきます。はんこの元となったのは、こうした用途の一つとして封印用に用いたものが変化したものだとか。
碑文を写し取った古い拓本などを見るとはんこがたくさん押してあるのが分かります。清の時代になると、書道作品の落款(署名)といっしょにはんこを押すようになりました。
日本のはんこ文化はこうした流れのどこかで中国から輸入されたものなんでしょうね。
で、なにが言いたいのかというと、篆書はバランスのよいはんこを作るのに最適なんだと。
ちなみに、印相体は占い的な要素を加味して作られるというので、いわゆる開運印とかで使われてるのもこの書体なんじゃないかなぁ。