上野まで見に行きました。
いやー、毎日展に出品されている作品ってよくわからないものが多いです。
毎年言ってるような気がするけど。
独立なんかと違って、創作系の作品が多いのですが、なんというか抽象的で、何を意図してるのかよくわからない作品が多いです。
写真に上げたのは私の作品です。
左斜め下から見ると「必」と読めませんか?
これなんかまだわかりやすい部類に入ると思うんだけどなぁ。
上野に出たついでだからとドレスデン国立美術館展−世界の鏡 (国立西洋美術館)に行ってきました。
目玉はフェルメールの「窓辺で手紙を読む若い女」でした。
旧東ドイツのザクセンにあったドレスデンの美術館の収録品が展示されていたのですが、とにかくわかったのは、ドレスデンの国王はものすごく外国趣味に走った人だったんだなと。
自国の軍隊をトルコ風の衣裳で飾ったり、芸術はイタリアやオランダから輸入してきたり、自分自身はフランスの宮廷趣味に走ったりしていたりした人らしく、それらの国々に関連した物が多く展示されていました。
おもしろかったのは、この時代、中国の磁器が多く輸入され、その模倣としてマイセンの磁器が作られたことを説明するコーナーでした。元になった中国の磁器とマイセンの模倣が並べて展示されていて、色々とザクセンで誤解されいるところがなんとも。例えば、梅の花が咲いてるところに葉っぱも描かれていたりとか。微妙な東洋趣味がおもしろかったです。
磁器のコーナーの終りのところにいきなりフェルメールの絵が展示されていてびっくりしました。
フェルメールの絵がこの美術館に収録されているのも、オランダの有名な画家のレンブラントの絵と誤解されて収集されたためらしいです。フェルメールの絵を見たことある人なら、ああ、あのいつもの部屋を描いているな、とわかるのですが、当時としてはまだ無名であったフェルメールだったので、しばらくこの絵は無視され続けられてきたということです。この絵がフェルメールの絵と同定されることで、フェルメールのことが見直されるようになったということです。
上野から秋葉原まで歩きました。
途中、いつも寄っているカフェ・ラパンに行ってみたのですが、店内改装中で入れませんでした。
秋葉原では連れの両親が買いたがっているパソコンについてちょっと見てみました。結構よさげなのがあったけどどうかな。
そのあとで新宿にでも寄ろうかという話もありましたが、もう5時もまわっていたので、西荻に戻って、いつもの喫茶店トポスに寄ってお茶しました。
家に帰ってくると、大家から留守電が。
こちらとしてはもうとっくにアパートの賃貸契約の更新をしたはずだったのに、その仲介をしていた不動産屋さんが行方不明になってしまっていて、契約書も大家に届いてないということなのでした。
ううむ、えらいこっちゃ。
家関係ではどうしてもトラブルが多いなぁ。
はやくおさまってほしいです。