昨日は187人来てくださったようで、ありがとうございます。
二日目です。
9時ごろからあいてたみたいですが、昨日と同じく10時から来ました。
まずはSFの書評を書いてる人達の座談会みたいのを見て来ました。
書評を書いてる人達って、結構SFを読まない読者というものは想定していないのね、とか、編集の人が赤をいれるのは当たり前みたいな感覚があるのを知って結構斬新な感覚でした。
みんないろんなつてで書評を書くに至った人がいるみたいで、こういうのはある意味出会いでもあるんだなぁというのが感想でした。
昼頃から野田昌宏の基調講演を見て来ました。
本当は宇宙開発の部屋に行くつもりだったのですが、今日は中止ということでした。スペースシャトルの延期が響いてるのですね、きっと。
基調講演はベルヌやウェルズの作品にからませた講演だったのですが、ベルヌの作品の方が現実に即したアイディアを出して来ていて、おもしろいんだぞう、という話でした。
野田氏は何十年も昔の学研の科学の表紙をもって来ていたのですが、それがアメリカのアメージング誌の表紙をぱくったものであることを紹介していて、コピーとアメージング誌を回覧したのですが、私の目の前で講演が終わってしまって、結局手にとって見ることができなかったのが残念でした。
そこらへんで次のコマまでに一時間あったので昼を食べることにしました。
外を出たところに有ったロイヤルホストに目をつけていたのですが、いっぱいそうなので断念。結局マクドナルドで食事をすますことにしました。
なんて人が多いんだ。
次いで今回の最後のコマとして、SF編集者の会議の部屋に行きました。
なんというか、今の日本のSF界は停滞とまでは行かなくても現状維持というステータスのようです。
新しい作品が次々と刊行されていますが、これというほど飛び抜けた作品はないというのが現状のようです。
編集者の人は創元推理と早川と徳間の人が来ていました。なんというかショックだったのはみんな40才前後という年で、私とそう変わらない年齢層の人たちだということでした。そういう人達が編集長とかやってるんですよね。ううむ。
最初は閑散とした部屋でしたがやがてぽつりぽつりと人が集まりはじめて、結構な人数が来ていました。(立ち見が出るほどではなかったですけどね。)
作家や編集の人も結構来ていて、私のとなりにも北野勇作氏が座っていました。(氏に話が振られるまで気づかなかったのですが。)
まぁ、最近のSF出版界の話とか聞けてそれなりにおもしろかったです。
そのあとで、大トリに閉会式があったのですが、それはパスして帰ることにしました。というのも、今日は横浜で大花火大会があるので、人込みに紛れて帰るのが大変になることが予想されたからです。
実際、15時半ごろに終わって15時45分ごろには駅に着いたのですが、やってくる人が帰りの切符をあらかじめ買おうとしてかなり混雑していました。
それにしても、今回一番SF的だなぁと思ったのは、HAMACON 2 のあったパシフィコ横浜に隣接している Queen's Square でした。二階から、みなとみらい線の駅がある地下三階まで続くエスカレーターがあるのですが、巨大な吹き抜けになっていて、ちょっと昔のアニメのシーンに出て来そうな壮大な雰囲気でした。厳密に言うとエスカレーターは一階から地下三階まで続いていますが、さらにその一フロア下のみなとみらい線のホームまでもが一望にでき、各フロアが立体的に構成されているところがSF的だったのでした。
SF大会は来年は地方に行ってしまうので参加できません。
ただ、2007年には世界SF大会が、この同じ横浜で開催されることが決定してるのですね。
仕事の加減で行けるかどうかは未定ですが、是非ともアニマソラリスの編集部として参加してやりたいものだと思いました。