以前はオカリナ フレンズ フェスタと呼ばれていたものです。去年はプロだけの演奏ということだったのですが、今年からまた公募をはじめたようです。
王子の北とぴあ で開催されました。東京でやるこの手の演奏会はめずらしいような気がします。大体埼玉か神奈川なんだものなぁ。
家を出るのがちょっと遅れたので、最初の人の番は聞けなかったのですが、2番目の人以降の演奏はみんな聞くことができました。
まぁ、色んな演奏家がいる、ということで。
群馬から来ていた前橋土笛の会の演奏が結構よかったです。大編成で指揮者の指揮でぴったりと演奏していて。そして、大編成だからこそできる、強弱の変化が絶妙でした。こういうアンサンブルは増えるといいなぁと思いました。ここはかなり練習を積んでるんじゃないかなぁ。
連れが所属するグループ、ぽ・ぽるて は最後から3番目の演奏でした。プログラムでは最後から2番目の演奏だったのですが、諸事情からひとつ前になりました。(というか後にひとつ入った。)
ぽ・ぽるて の演奏で空気が変ったんじゃないかなぁと思います。ああいう風に複雑なアンサンブルをするグループは私が知ってる限りでもそんなに数は多くないです。有名どころでは今はなきパスピエとか、ちょっと実力は落ちますが、やっぱり連れの所属する好(はお)とか。地方の方に行けばもうすこし違うのかもしれませんけどね。
プログラムではブンブンブン変奏曲とあったので、後の方で、どうせ「ぶんぶんぶん、はちがとぶ〜」程度なんでしょ、みたいなこと言っていた人もいましたが、終わってから、「きっとプロをめざしてる方なんでしょ」とか言ってました (^^;;
でも、本当に会場の空気が変わったのは、最後から2番目に演奏した某O沢氏の演奏のときでした。
氏は良くも悪くもエンターテイナーで、言うなれば大道芸人なんですよね。
指がまわるから複雑な曲を曲芸みたいに吹いて、客を喜ばすのが得意だったりします。しばらく聞いたことなかったけど、かなり悪乗りがするようになってきていたなぁ。
氏のやり方は、オカリナ界でもかなりその強引さで不興を買ってるところがあるのですが、ある意味、あれだけのバイタリティーで売り込むのも、プロとしてはありなのかな、と思うときがあります。実力があるオカリナ奏者がもうちょっと積極的に自分を売り込むようにすれば、日本のオカリナ業界も、もうちょっと活性化するのではないかな、と思うのですが。(そうすればデカリーナも作りやすくなるでしょう。)
氏の演奏の音楽性に関しては、私は疑問を持ってます。やっぱりあくまで大道芸人でしかないのだと思います。イタリアのブドーリオで演奏してきたと言っても、イタリア人は音楽にうるさい人たちですから、氏の音楽性ではなく、大道芸に対して評価を下したのではないでしょうか。
いずれにしろ、影響力があるのは確かでした。トリで、主催者の聖花氏が、さいしょは飲まれてしまって、最初の方の演奏はちょっと引きつっていましたから。聖花さんの2曲目の演奏はよかったんですけどね。
*(注意) ここに書かれてるのはあくまで私の私見です。連れの見解は入っていませんので、あしからず。(と書くように言われました (^^;;)
終ってから、じんチャンとかその他の方々とちょっとお茶をしてから帰りました。
ますますキナ臭い空気がただよってきました。
追いつめられれば戦争になるのは必至ですからね。
でも窮鼠猫を噛むと言いますから油断は大敵です。
まぁ、我々が気をつけても、いまやどうしようもない状況なんではありますけどね。
音楽を本職として勉強されてきた方に対して「音楽性」云々、とか言えるような立場なのかねぇ(^_^;<br>究極的には「好み」の問題なんだと思うけど……それに関しては個人の自由なのでお互いとやかく言いますまい。