今日は上野の国立西洋美術館で開催されているヴィルヘルム・ハンマースホイ展〜静かなる詩情を見てきました。
ハンマースホイは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したデンマークの画家で、その独特な絵は北欧のフェルメールとまで呼ばれたこともあるそうです。
実際のところ、ハンマースホイの作品はフェルメールの絵に着想を得たものもあるようで、同じようなモチーフの作品もあるようです。
でも、フェルメールの鮮かさと違って、地味でグレーな色彩の絵はかなり落ち着いた印象を与えます。
くっきりとした線が好きなようで、印象派のようなぼんやりとした境界を見せたりと色々な側面を見せていますが、特にハンマースホイっぽい作品というと、家具をことごとく省略した自宅の一室の、妻のイーダの後ろ姿を描いたものですね。ハンマースホイは何枚ものイーダの後ろ姿を描いていたりします。
光線が重要な意味を持っているところはフェルメールともあい通じるところもありますが。そこらへんが北欧のフェルメールと言われる所以なのかもしれません。
この前フェルメール展に行ったころに聞いた話では、ハンマースホイ展は結構すいているということだったのですけど、今日はそれなりに混んでいたような気がします。
ハンマースホイ展は12月7日まで開催されています。
国立西洋美術館をあとにして、アメ横まで。いつも行っている店でタイ米2キロとスパイスを少々買いました。ここ安いんだものなぁ。
それから、秋葉原経由神保町まで行って、そこで本屋をしばらく物色し、地下鉄で新宿まで出ました。
神保町に着いたあたりから雨が降っていたのですけど、傘がこわれてしまったみたいなのです。折りたたみ式のスナップ傘なのですけど、ボタンがバカになってしまったみたいで。しょうもないので、ハンズで別の傘を買いました。まぁ、必要なものなので。
そのあとで、今日はロシア料理だ、とばかりに伊勢丹会館のペチカをめざしたのですけど、店の形跡がありません。どうにもいつのまにか閉店していたみたいです。がーん。ネットの情報によると、今年のはじめにはまだ営業していたみたいなのですけどね。
結局、夕飯は紀伊国屋の地下のとんかつの和幸ですませました。うまかったからよしとしよう。
家に帰ってビデオを1時間ほど消化しました。
今日は盛りだくさんの一日でした。