このところ眠いのが続いています。
NHKのニュースウォッチ9でやっていたのですけど、フランスのバンドデシネで漫画の原作をやっているJDモルヴァン氏が震災のことで被災地を取材してるらしいです。
氏は震災の当日に日本に居合わせていて、震災の直後に世界中の漫画家に向けてDraw it.と呼びかけていたんだそうです。
この悲惨な災害について描くんだ、と。
モルヴァン氏は被災地をまわって、震災が被災者に残したなにかを探し求め続けているとのことです。
近く、氏の原作で日本の漫画家による震災についての漫画を作ろうという企画もあるらしいです。
ちなみに、バンドデシネbande dessine´eというのはフランス語で芸術性の高いコミックスのこと。日本では個人がストーリーから作画まで行ないますが、フランスでは数名で分業して作品を描いていくんだそうです。
JDモルヴァン氏のサイトはこちら。氏の原作による日本の作家による漫画も出てるみたいです。集英社のLe Petit Mondeとかですね。Le petit Monde 1 vamos, vamos!
氏の代表作はSillage(シヤージュ)で、16カ国語に翻訳され、中国を含む世界各国で出版されてるそうです。
JDモルヴァン関連で、京都国際マンガミュージアムで3/3~5/6まで展覧会「世界のコミックス作家がみた3.11~マグニチュード・ゼロ~」を開催してるようです。
話変わって。
台湾についての紹介本である「現代台湾を知るための60章(第2版)」亜洲奈みづほ著、明石書店(2100円) を読了しました。
以前紹介した「台湾人には、ご用心!」の方はサブカルチャーを中心に日本と台湾の関連にテーマを置いた本だったのですけど、こちらの本の方は台湾の社会、文化、国際交流に政治の話題まで、かなり広範囲に紹介をしています。
総括的に台湾について知りたいのでしたらこちらの本もおすすめです。
この本でもちょっと触れているのですけど、台湾は中華と言いますけど中国ではないところなんですよね。住んでいる人たちも、漢民族というよりマレー系の血筋が多いということも紹介されていました。その一方で、大陸では文化大革命の影響や昨今の情報統制の関連で抑圧された中華の文化が良く残っているところでもあったりするわけです。同じ中華圏でも、香港は商売に走り、シンガポールは経済を発展させることに夢中なのに対して、台湾はちょうど文化を育む余裕のあるところだという評でした。なんといっても故宮博物館院があるところですしね。
>香港は商売に走り、シンガポールは経済を発展させることに夢中なのに対して、台湾はちょうど文化を育む余裕のあるところだ<br>(^^)なるほど~♪急に台湾に行きたくなってきましたよ♪
香港というと何か買いに行くか食べに行くかという感じですけど、台湾は故宮がありますしねぇ。<br>食べ物も結構おいしいし、自然にも囲まれてますし。