今日はめずらしく調子がいいのに時間がないのは何故?
こういう日に限って時間がないんですよね。
せっかくJavascriptの本を買ってきたから色々と試してみたかったのにぃ。
本屋でちらっと見たのですけど、最近は仮想化技術が注目されてるみたいですね。
ここでも、PCのカテゴリーで最近書いているVirtual BoxだとかVirtual PCだとかVMWareだとかも仮想化環境のひとつ。OSを仮想化して、別のOSの上で動作させる技術ですね。他にも色々な仮想化技術があるみたいで。
いえ、本屋でXenの本があって、そこに仮想化技術についての話だとあったのでちょっとのぞいてみたんですよ。そのときはふうん、という程度だったのですけど、Wikipediaで見てみたら上の例の仮想化OSよりもさらに仮想化が進んだ(?)ものみたいです。Virtual BoxとかはホストOSの上でゲストOSを走らせたりするのですけど、Xenでは、そもそもXenの上で仮想化OSが複数走っていて、そのうちのひとつが他よりも支配的な権限を持っていたりするみたいです。
色々あるんだなぁ。
なんで仮想化OSが便利かというと、仮想化環境はそのまま他のハードウェアに移動させたりするのが簡単だというのがひとつの理由なんですね。実際、うちでもこの前、古いパソコンから新しいパソコンに仮想化OSをいくつか移動してるし。そうすることで、ハードウェアをアップグレードしたり拡張したりするのが容易になるということだそうで。
こういうときはWikipediaのリンクを辿っていくと色々とおもしろかったりして。Xenの本にもあったんですけど、QEMUという環境も仮想化環境のひとつらしいんですけど、こちらはハードウェアをエミュレートすることでその上でバーチャルなOSを走らせることができると。ちょっとパフォーマンスは落ちるみたいですけどね。
そこで動作するOSのところから、何故かGNU Hurdとかに飛んだりして。
Hurdは大分前に話題になりましたが、GNUの成果としてUNIX系のカーネル回りの環境を作るプロジェクトだったんですよね。GNUプロジェクトというのはそもそもUNIX系の環境をGPLライセンス上のフリーな環境に置き替えることを目的にはじまったものなんですよね。(間違ったら指摘お願いします。)
私なんかがネットはじめた90年代中頃は、完全にフリーのOSでちゃんとしたものはまだなかったんです。
で、GNUプロジェクトのリチャード・ストールマンの提唱でHurdのプロジェクトがはじまったようです。
Wikipediaによると、当事あったフリーのカーネルであるBSDカーネルは、色んな技術を詰め込んでいてかなり複雑になりすぎていたようです。一応、フリーのBSDカーネルにする段階でライセンス上問題になる箇所は取り除いてあったはずなんですけどねぇ。
それを嫌ってか、ストールマンはHurdとして小さな部品の集合体が連携を取り合いながら機能していくマイクロカーネルでHurdを構築しようとしたわけです。
ところが、思いの他その開発に手間取ってしまって、そのうちにGNUプロジェクトとは別のフリーなカーネルとしてLinuxがデフォルトになっていったんです。Linuxカーネルはリヌス・トーバルズが研究用のMINIXカーネルを下敷にスクラッチで開発したカーネルなんですけど、大勢の開発者にそのソースを開示して開発が自由に行われるようにしたおかげで、機能強化と安定化が進んだわけです。
ちなみに、HurdはDebianとかのLinuxで使えるようになってるようなのですけど、今だに正式版はリリースしてないんだとか。(ストールマンも今は開発に加わってないみたいだし。)
はぁ。
余力があるうちに風呂に入って寝ることにしましょう。