作者が40年前に封印していたラストの章を見直してみたところ、今の情勢に良く合う内容だ、ということで、完成版として発刊されたみたいです。
40年かぁ。
老朽化と再開発のために解体して、駅ビルを作るらしいです。
サンプラザは1973年の開業だとか。
地元の商店街も、地域の活性化に希望を抱いているらしい。
駅ビルはオリンピックの2020年を目処に建築する予定とのこと。
公式ページから、アニメのCパートでやっていたバケモノの話のまとめの動画がリンクされていました。
こうして見てみると、かなり長い時間があったんですね。
もっと短いムービーだと思っていました。
dazeのfullバージョンをIAに歌わせてみた人がニコ動にいました。
Sorry, sm23868278 was deleted.
うまく歌わせてるなぁ。
公式ページにあった、アニメで流れていた曲の動画とか見てるうちに、久しぶりにYoutubeで動画を色々と見てみましたよ。
昨日の日記のエントリーに書いたXeに関連してですが。
英語以外のヨーロッパの言語を勉強したことのある人なら知ってると思いますが、ほとんどの印欧語の名詞には性があります。sexじゃなくてgenderですね。
基本は男性と女性と中性ですね。
まぁ、英語みたいに性の区別が人称代名詞以外まったく無くなってしまった言語はめずらしいですが、ことばによっては、フランス語のように男性と女性だけになったり、デンマーク語やオランダ語みたいに両性と中性のふたつになったような例もあります。ドイツ語とかロシア語などは3つの性を残している例ですね。
まぁ、実際の男性に関連するものが男性名詞になって、女性に関連するものが女性名詞になったりすることが多いのですが、性とまったく関係無いような名詞の場合は、区別が逆転することがあります。例えば、月はドイツ語では der Mond で男性名詞ですが、フランス語の la lune は女性名詞です。ドイツ語の子供を表す das Kind は中性名詞だったりします。
で、Xeの話に戻るのですが、そもそもhe/she/itなどは、このそれぞれの性の名詞を示すたまの代名詞だったんですよね。
英語ではわかりにくいので、ドイツ語で説明しましょう。
先程のder Mond をあとから示すときは、英語の he に対応する er が用いられます。das Kind なら it に対応する es です。世界を表す die Welt なら she に対応する sie が用いられることになります。
本来的に、er/es/sieに sex としての性の意味はなくて、こうした文法上の性を持つ名詞を示すのに用いられていただけなんですよね。er だからといって「彼」だとは限らなくて、男性名詞の「それ」のこともあるわけです。
形が少々違いますが、英語のhe/she/itも同じです。中英語まで戻るとわかりやすいかな。he/hit/hiがそれぞれ三人称の男性、中性、女性の意味でした。
まぁ、文法上の性が統合されたりしたのは、名詞や動詞の形状の変化がなくなって、形式上の差がなくなってきていたり、使用する上での単純化だったり、異文化との接触だったりが原因だったりするわけなんですが、こういった基本的な単語は自然に変化したものの方が受け入れられるはずで。
だから、無理矢理heとsheを統一したような単語(しかも、他と何の関連もない唐突な単語)が導入されても、それが定着するかどうかはそもそもが疑問だな、と。
まぁ、定着してしまったなら、それはそれで受け入れられた、ということでいいんですけどね。
結局のところ、言語は時とともに勝手に変化していくようなものなのだから、こうだ、と決め打ちするのはある意味ナンセンスだなぁ、と。
いわゆる正しい日本語、とか正確な英語、というものよりも不確かなものですね。