録画していたやつを。
終始まったりとした雰囲気の話で。(連れは例によって至って御不満で。)
まぁ、一応元のハルヒの話とは切り離すことはできると思うけど、どうしてもそっちが下敷だしなぁ。
まぁ。ぶっちゃけ涼宮ハルヒの消失のスピンオフだもなぁ。あそこにいた長門の話だから。
私はまったりとしていて好きなんですが、この話。
録画していたやつ。
2期がはじまりました。
かなりのゆっくり展開みたいですね。
1期の最初が1時間スペシャルでやったところを、30分で描き込むことで替えたのかな。
もはやOPからネタバレもなにもあったもんじゃない状態ですが、ここまで来ると今更なんでしょうね。
このルートは昔映画にもなりましたし。
昔はつけペンで絵を描いてましたが、その時に愛用していたのはBrauseの Hart Blau というやつでした。サイズは丸ペンぐらいのものなのですが、先が適度に弾力があって好きだったのです。
一時期は Brause のペン先とかいっぱい出回っていたのですがね。
最近はすっかりデジタル化されてきていて、ペン先もトーンもかなり種類が減ってしまいました。ドイツに行ったときにまとめ買いしておけばよかった。(どう言えばいいかわからなかったのです。。。)
で、つけペン、特に丸ペンとかはすぐにインクが固まってしまって、ペン先の割れ目のところがどんどん広がってしまうんですよね。これは頻繁にペン先を水にひたしてよくチリ紙で拭き取ることで結構回避できるのですが。
この固まるインクは顔料系じゃないとそうはなりませんが。
インクには顔料系と染料系と2種類ありますね。
顔料というのは固形の粒子が溶かれたもので、染料は化学物質が解けてるものです。
顔料は絵の具で染料はコピックみたいなものだと言えばわかりやすいでしょうか。
昔から岩石とかを砕いて細かい粒子になって、糊といっしょに水(もしくは油など)の溶剤に溶いて使ったものが顔料でした。墨なんかも煤と膠から作ってあるものですね。フェルメールブルーとして知られるウルトラマリンはラピスラズリを粉砕したものが使われています。コバルトブルーは本来コバルトですし、ジンクホワイトは亜鉛。カドミウムイエローはカドミウムですね。さすがに毒性が強い物質は現在は似た色の別の物質に置換されていますが、往年の色彩には及ばないとか。
染料は古来よく植物などの煮汁から作られたりしました。一般に光に弱く、経年劣化があります。インクジェットプリンターのインクも大体は染料系で、レーザープリンターは顔料系です。
で、漫画で使うインクですが、昔はよくPilotのインクが使われていました。
一番流通していた普通のインクは染料系で、しかも水で溶けるものですからあまり漫画には適していませんでした。絵の具で色を塗ろうとすると線がにじんでしまった、というのは昔よくあった話ですね。
カラーを使うときは証券用インクがいいということが経験的に知られていました。こちらはにじまないので。
ただ、昔は製版のときに黒の線がよく飛んだので、白黒の原稿のときはできるだけ黒いインクが求められました。そのために使われたのが開明墨汁と製図用インクでした。(今は漫画専用インクとかありますが、大体製図用インクと似た感じみたいですね。)
開明用墨汁は強力で、広い範囲のベタ塗りのときはこれが推奨されていました。インクや絵の具の黒だと色が薄くなってしまって、製版したときにムラができてしまいました。(今のスキャン技術とは違う手法を使っていたので、中間のグレーには対応していないのです。) ただ開明墨汁は乾燥に時間がかかってしまい、線をいっぱい描いていく主線に使うにはスキルが必要だったため、製図用インクの需要も結構あったもんです。
この墨汁も製図用インクも顔料系なのですが、古いものだと粒子同士がくっついてしまうらしく、粒子が荒くなってペンの先でかたまりやすくなったものでした。(粒子がくっつくというのは伝聞なのですが。。)
墨汁は本来は言うまでもなく習字に使われます。書家の作品用の専用の墨汁もあります。(邪道だという意見もありますが。。)
墨汁で習字をするときには、書く前に少し墨で磨った方がにじまなくてすみます。まぁ、子供たちは濃くなるからだ、と思っているので力いっぱい墨を硯にこすりつけますが、これは実は墨汁を硯の上で磨ることで粒子を細かくすることの方が大事なので、力をこめずやわらかく磨るのが良いとされています。硯の表面も、かなり表面のでこぼこが小さくなっていて、磨るのによいようになっています。
ちなみに、使ったあとで硯をそのままにしておくと、硯の表面に墨が固まってしまい、表面のでこぼこに墨がつまっててかてかになってしまいます。そうすると「磨る」ことはできなくなります。硯の表面の手入れのために紙やすりで研ぐこともありますが、そのときに粗いものを使うと粒子が荒くなってしまって磨るには適さなくなってしまいます。
墨の粒子が粗いと、粒子が水となじみにくくなるので、水分の部分がにじみ出てしまうので、粒子を細かくするために磨るのですね。
もちろん、本来的には水から磨る方がよいのですが、それには何時間もかかります。昔は習字の時間は2コマ取ってあって、1コマ目は全部墨を磨る時間に当てられたものです。
現代は忙しい時代ですから、それだけ時間をかけるのは現実的じゃないわけですね。
墨の固着力が墨汁で充分にあるかどうか、というのはまた別の議論としてあります。墨汁は何千年も昔に書かれたものですら木片とか石の上に固着してるほど強力なものですが、現代の墨にそれだけの永続性があるかはまったく検証されていない領域なので。(それは現代の絵の具もいっしょですが。)
冒頭に買いたブラウゼのハルト・ブラウですが、ブラウゼ 513bとして今も入手できるみたいですね。そうそう、511でも515でもなくて513だったっけ。数年前はみつけられなかったのですが。
ブラウゼそのものはカリグラフィー用のペン先としてよく知られているみたいです。
斉田さんに怖いものありますか?と質問したのに対し、雷や地震などの自然災害が怖いです。そして雷のある箇所もあります、と続けていました。
で、斉田さんからニュースの人にも同じように振っていましたが、このように画面がなかなか切り換わらないのが怖いです(^^;;)と言っていました。
最近出てる数冊が欲しいのですが、高いんですよ。。。
「ループ量子重力理論への招待」は出たばかりのやつなんですが、超弦理論とは違う量子重力理論として最近注目を集めているループ量子重力理論について書かれているようです。(この本はまだ見たことない。)
「ゲージ理論の基礎数理」は微分幾何について色々と解説されてるのがいいなぁ、と。修論で取り上げたクリフォード代数について最後に触れられているので、どうしても欲しいのです。あの時期に何故クリフォード代数をやったのか、そのちゃんとした意義が理解できていないんですよ。相対論的量子力学につながるということを指導教授から聞いてその定義や性質について調べたりしていたのですが、あの当時は本当に物理学界で何が起きているのか、自分の立ち位置はどうなっているのかまったくわからない状態でしたからねぇ。
最近、簡略化して解説してある本とかを見て、色々とゲージ理論とか経路積分とか場の理論とかについてようやっとぼんやりとした形が見えてきたところだったりします。
「4次元微分幾何学への招待」はペンローズの有名なツイスター理論につながる議論が成されているみたいです。ツイスターも私が院生だったころにもよく知られていましたが、洋書のそんなに詳しくない本が入手できるだけだったので。
当時はとにかくゲージ関連については洋書をたよりにするしかなかったから、なおさら何が起きているかわからなかったんだよなぁ。。
まぁ、もちろん今更研究なんてはじめる気はありません。
ただちゃんと創作するにはそこらへんをしっかり押さえる必要があると認識しているもので。
これらをふまえた上で、さらに数学的な枠組みを下敷にフィクションを創作しないと、今時陳腐なものになってしまいますからねぇ。。。
という野望が。。