実は一昨日に見ていたんですが、書くの忘れていました。
3週遅れ。
どうしても初回のころか気になっていたのは、BDの特典ということでCMにあったエイルシュタット国債が特典に付くというやつ。
2話目あたりまでは、エイルシュタットは一方的にやられていたので、そんな国の「国債」って、不吉な感じしかないのですが。。。
ところが、イゼッタの活躍で砦が守られたあとで、エイルシュタット国債(クリスマス特別番組プレゼント抽選券)という表記に変わっていて ^^;;
ちゃんと償還されるようになったのですね ^^;;
まだ最新話は見てないのですが。この時点ではイゼッタは最終兵器的な位置付けになっていますね。一方的に敵を殲滅するところは、味方からすれば逞しく見えるのでしょうが、ある意味悪夢的な存在なわけで。
それに、イゼッタはかなり無意識に姫さまのために、の一心で敵をたおしていますが、大量虐殺はきっと彼女の心に傷を負わせるのではないかと想像せり。
昨日、中野で緊急地震速報のテストがありました。
携帯は鳴らなかったのですが、通知が来ていたし、館内放送で音楽が鳴りました。(その説明の放送はなかった。。)
ソフトバンク、au、ドコモの順に3回も来てたし。
放送があったあとで中野区のサイトを見たら、確かに訓練の告知がありました。でも住民以外にはあんまり意味なくね?
読了。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784074205936
例の勘違い物語なのですが。
貧しい出自の少年レオは、悲劇的な事情で貴族世界を追われ、庶民街で命を落とした(とされる)クラウディアの忘れ形見レーナと心を入れかえられてしまいます。実はクラウディアは駆け落ちして下町でたくましくパン屋を経営していて、レーナもひとり魔法の腕を磨いていた才女だったのですが、性格が悪くて。虫にでも入れ換わろうとしていたところを、偶然通りかかったレオと入れ換わってしまうことになったわけです。レーナは高貴な血を引いており、魔術の素養のある家系の子供は15歳になると帝国の学院から魔術で召喚され、学院に入学することになっていたのですが、彼女はそれを嫌っていたのでした。
レオはレーナの魔法で汚い言葉を封じられてしまい、敬語に慣れないために片言で話すことになってしまいますが、その直後に学院に召喚されてしまいます。
そのときから無欲の聖女と呼ばれるようになるレオノーラの伝説がはじまったのでした。
というとなんのこっちゃな話ですが、この小説はレオの立場とレオの周囲の人たちの立場で全然違う話となっているところがおもしろいところです。
純粋ですが、お金(貨幣)が好きでたまらないレオはなんとかして小金を稼ぎたいと思っているのですが、過分な金銭は身に余ると、高価な贈り物とかは拒否していますし、コインを奪われてしまうのではないかと恐れるところが、レーナの出自(貧民街で虐待されて育った、という誤解)から周囲に同情心を抱かせています。
レオが自分本位でやろうとしたことが、そのコミュニケーションのすれ違いから、周囲からは無視無欲で賢く、他人を思いやる少女として映っていたりするんですよね。
レオの内心と周囲の人の勘違いした反応がうまく組み合わされているのがおもしろいな、と。
でも、レオノーラというあたらしい名前をもらったレオの周囲の人たちは、レオノーラの影響で心を入れ替えたり、一念発起して後に有名な人物となったりすると書かれていたりするのですが、結局のところその本来関係無いとんちんかんな行動の中から「真実」を見出したのは彼等なわけで。周囲の人間関係の歪みや、国の民の不満、国の歪みといったものを彼等がみつけられたとは行っても、結局はレオノーラの存在はきっかけにすぎないのではないかとは思っています。周囲の人たちが、そういったものに気付けることができる才覚や観察力を備えていたから、問題点をみつけることができたのではないかと。もっとも、レオノーラの評価に関しては、思い切り目が曇っているわけですがね ^^;;
2巻ではレオノーラはかなり大きな騒動に巻き込まれたり、とある画家と出会ったりするわけですが。唯一、画家だけは無意識のうちにレオの本性に辿りついていたみたいですが。そこらへんは本編をどうぞ。
でも、レオ本人も、時々自らのことを省みることなく危険な状況に飛び込んでいくところがあって、それも周囲には高貴な行動と見られていたりするんですよね。それにレオは悪人ではなくて、元々は人望とかも多かった子だったりして。そして、落ちてるお金を探そうとか、なんとかして稼ごうとか、そういったところに関しては異常なほどの執念を燃やしていて。そこらへんも、レオノーラの本気さを感じさせているのですね。