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つれづれなるままに

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09-May-2017 みぃ [長年日記]

_ [アニメ] クロックワーク・プラネット

2週遅れ。

まぁ、主人公はおかしい人だとは思いましたが、登場人物に変人が多すぎ。

歯車仕掛けの修理の仕方が変すぎるし、ドライバーを投擲してロボット(?)を分解してしまうとか。

それにしても、天才のはずのマリーが修理できなかったリューズを直してしまったナオトって。

_ [アニメ] ◯◯マンガ先生

2週遅れ。

やっぱり伏せ字で。。。

エロマンガ先生。

マサムネが山田エルフとエロマンガ先生をめぐって小説の出来の対決。

まぁ、結果は山田エルフ曰く妹への熱烈なラブレターということで。

マサムネが紗霧に作品を読んでもらったあとで、好きな人がいると告白されたときの反応は、まぁ、はたから見てると何故、ですが、当事者からすると頭の中まっしろ状態だったのでしょうね。

この時書いた小説を完成させ、ベストセラーにし、アニメ化された作品を紗霧といっしょに見るのだ、という目標がマサムネにできたというわけで。

_ [時事] 仮設施設

オリンピックの関連の仮設施設の各自治体の費用負担について批判が集まっているようです。

明言されてませんが、ニコニコ超会議で質問のあったいわゆるビッグサイト問題も含んでいるのかなぁ。

_ [訃報] 武田日向

漫画家でイラストレーターの武田日向たけだひなたさんが1月に亡くなっていたそうです。

桜庭一樹著のGOSICK -ゴシック- シリーズの挿絵を描いていた人のようです。桜庭一樹のGOSICK official blogで桜庭氏が告知していました。

本人のことは知らなかったのですが。。。GOSICKのアニメ化時のBDボックスの絵を2011年に描いたときにはすでに体調不良だったみたいです。

御冥福をお祈りします。

_ [ラノベ] ユリア・カエサルの決断 1 ガリア戦記

読了。

https://www.amazon.co.jp/dp/9784865542110

主人公が帝政前のローマに飛ばされて、道をはずれそうになっているカエサルの運命を変えるように女神に言われるのですが。

その相手のカエサルというのが、歴史上のユリウス・カエサルではなくユリア・カエサルという女の子だったというやつ。

登場人物の性別とか、歴史上の事件が発生する年代とかがずれてきていたりして、史実のローマとはかなり違う世界なのですが、微妙にしっかりと史実をおさえていたりするところがあって、そこがおもしろいです。

ユリアなんか「女好きで借金まみれの巨乳女」なんて呼ばれているのですが、史実でのカエサルは「女好きで借金まみれの禿頭」だったんですよね。カエサルが最初に有名だったのは、とにかく借金をしまくっていて、しかも女好きということでだったりして。でも禿ていたことが悩みの種だったわけで。ユリアは禿でこそないですが、巨乳と言われていたりするのですが、かの時代では小さい方が良いとされていたそうで。

他の史実上の登場人物もどこかずれていて、後にカエサルと三頭政治を行うようになるクラッススも女性だし、政敵であったキケロも女性。で、結局は二人とともユリアは結局良好な関係を築いていたりして。

主人公の聖也が現れてからユリアはまるで人が変わったかのように活躍して、元老院でも注目を浴びるようになる、と。

それにしても、副題がガリア戦記になってるのですが、まさかと思いますがガリア戦記の部分ってこの1冊の後半部分だけなんだろうか。。。

史実、というより、もろに塩野七生著の「ローマ人の物語」のカエサルの下りを読むとこの本は倍以上楽しめると思います。(塩野氏はかなりカエサルを持ち上げすぎな気もしますけど。。) 結構忠実に作ってあるんですよ。違うところはとことん違うのですが。。確か記憶ですがそもそもゲルマン人の特徴として金髪が挙げられていたほどなので、ローマではおそらく黒髪が基本だったと思うのですが、ユリアはいきなり金髪だし ^^;; (記憶違いだったらすみません。)

まぁ、本物のユリウス・カエサルと同じように、このユリア・カエサルも魅力的な人物に描かれていますね。

ちなみにユリア Iulia はユリウス Iulius の女性形。というか、ユリウスというのも名前ではなくて氏族名なんですよね。ガイウス・ユリウス・カエサル Gaius Iulius Caesar というのが本名。当時の女性に固有の名前は伝わってなく、ユリウス氏族の女性の意味でユリアという名前が使われていたと聞いています。カエサルの叔母と娘もユリアという名前だし。(ちなみに、ローマ人の男性名もガイウスをはじめとして数種類のバリエーションしかなかったみたいです。) で、なんで Iulia が Iulius の女性形かというと、古典語では名詞は形容詞との区別があいまいだったんですよね。ラテン語のころにはもう分化がかかり進んでいますが。でも、そもそもの姓は「〜家の」といった形容詞になるので、それで男性形と女性形が生じるわけです。現代語ではあまり形容詞化してるのはないですけど、例えばロシア語なんかは名前の性と同じく姓の性も変化しますね。前置詞みたいのをつけるのもあります。

それにしても、まだ最大のライバルのポンペイウスも登場していないし、どう話は進んでいくのか。(続刊があればの話ではありますが。。)


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