“Nothing seek, nothing find.” 『探さなければみつからない』
1週遅れです。
異形度合いが増すチセですが、全員集合で助けに入ってきていたりして。オールスター全員集合。でもチセはことごとく誘いを断ってるし。
さまよえるユダヤ人のカルタフィルス はヨーロッパの方に伝わる伝説で、どうも調べると2種類あるみたいですね。
どちらもイエス・キリスト関連ですが。
靴屋のAhasuerusは、刑場に赴くイエスが休息を求めたときに拒絶した人なのですが、イエスは彼に「私が戻ってくるまであなたは待っていなければいけない」と告げたと言います。
もう一人はイエスを裁判にかけたローマ総督ピラトの下で門衛をしていたCartaphilusが、磔刑にむかうイエスを嘲笑した(もしくはなぐりつけたみたいな記述もありました)ということで同様の永遠の罸を受けたとか。カルタピルスは後に洗礼を受けてヨセフと名を変えたんだとか。(さまよえるユダヤ人あたりの記述をてきとうに混ぜてあります。混ぜるな危険。。。)
Roger of Wendoverによる Flores Historiarum の 1228年のところで、Of the Jew Joseph who is still alive awaiting the last coming of Christ のサブタイトルで記述があるのが最古の記録みたいですね。Wikipediaさんによると。(Wandering Jew)
どうにも日本語版のWikipediaには さまよえるユダヤ人 の項目は無いみたいです。
オリジナルは不詳といいますが、創世記のカインの逸話に類型があるとか。
あと新約聖書のマタイ伝16.28 に該当するような記述があります。“Truly I tell you, some who are standing here will not taste death before they see the Son of Man comming in his kingdom.” 『まさしくあなたがたに告げます。ここに立つ幾人かは、人の子がその王国にやってくるところを見るまで死の味を識ることは無いでしょう。』ぐらいな? (英文はBook of Matthew より。)
はぁ、色々と書いてありますね、Wikipediaさん。Caltaphilus の名称はRoger of Wendove のに出てくるみたいです。
さまよえるユダヤ人には色々な名前がつけられてるみたいですけど、そのうちのアハスェルスというのはユダヤ人の名前ですらなくて、ユダヤのTorahのひとつであるエステル書に書かれているペルシャ皇帝の名前から来てるっぽいです。
根が深いな。。。
話戻って。
魔法使いの嫁のWikipediaの記述によると、原作のサブタイトルに今回と最終回の分のサブタイトルが含まれてないのですね。ということは今月発売のコミックスよりもアニメの方が先行したということ?
23日に先行放映されたということですが、ちゃんと日曜にもやるみたいです。やれやれ。
今だ戦争が続いているところに単身赴くヴァイオレットですが。
かつての敵国だったところに航空機からパラシュートで降り立って依頼主を引き当てたわけで。でも、その人の部隊は戦闘で全滅し、依頼人も虫の息。
パラシュートで降りてきたのでタイプライターを持参していなかったのですが、どうやって手紙書くのだろうと思ったら手で打つ動作をして暗記してしまうという。
銃弾が飛び交う中駆けるわけですけど、彼女じゃないとそりゃここまで来れなかったわけですね。
どんどんと涙もろくなって来ているヴァイオレットなのでした。
やっぱり原点は『愛してるを知りたい』になるのですね。