秦の始皇帝による中華統一の時代を描いた漫画原作の映画です。
府中の方は祭りで交通事情が悪そうだったので、昭島の映画館で見てきました。
中国の戦国時代末期、二人の下僕がいました。名前を信と漂と言い、剣の力で天下の大将軍になることを夢見ていました。
漂は王家の元に徴用されるのですが、これは彼が秦王の嬴政と瓜二つであったため替え玉とするためだったのでした。
漂は政の身代りとして死んでいくのですが、そのことがきっかけで信は政と行動を共にするようになります。
政は異母弟の成蟜のクーデターで王宮を追われていたのですが、信らの助けのもとかつて秦と親交があった山の民を見方につけて王宮を奪還するというもの。
嬴政は後の秦の始皇帝。
いまだ中華統一の端についたばかりというわけです。
映画は膨大な話となっている原作のごく最初の方だけを切り取ったものになっていますが、豪快な映画となっています。
特撮も嫌味が無く見ることができたし、3時間もの長時間、ずっと緊張しっぱなしで見ていました。
殺陣とかの戦闘シーンが良かったです。吹き矢が画面のこちらに向けて吹かれるところとかではびくっとしてしまいましたよ(笑)
直接的な描写は無かったのですが、実のところかなり残酷シーンもあります。一瞬だけ映る敗戦の将軍の首級とか、巨大な力によって一瞬のうちに撲殺されるところとか。となりで小さい子供が見ていたのですが、どう感じたのか……。
帰ってから原作の絵との比較のサイトとかみつけたのですが、ものすごく原作のイメージ通りのキャストで笑えるほど。
作品そのものはNHKで何期かアニメ化されています。
原作はまだ連載中とのこと。
ちなみに信は秦の大将軍である李信であるとされているようです。