読了
https://www.amazon.co.jp/dp/9784040731414
セブンキャストのひきこもり魔術王の 岬かつみ さんの新作です。
今回も魔術が出てきます。
50年昔、メガテリオンと呼ばれる宇宙からの脅威によって一部の若者を残して地球から人類は避難してしまいました。その若者たちの子孫が、「学園」という社会の中で12人の生徒会長を頭に独自の自治体制を敷いてきました。
生徒会長たちは黄道12星座に対応した、メガテリオンに唯一対抗できる手段である星賜剣によって選ばれるのですが、学園を卒業していった者たちの作ったルールによって20才以上になったら星賜剣を使うことはできなくなるのでした。
生徒会長のほとんどが高校2年か3年ぐらいなのですが、今年の乙女座さまに選ばれたニアは若干中学生。実力が無いと自覚している彼女は自分のやることに自信を持つことができないでいました。
学園内で問題児とされていたゼファーは、実は昨年単身メガテリオンをしりぞけていながら、当時の生徒会長たちの怠慢で生徒会を追われていました。
当代の生徒会長のひとりの水瓶座さまであるシトゥラは、ニアの補佐としてゼファーを空位のままだった副会長の責につけようとします。
学園をとりまく陰謀と、宇宙からの脅威メガテリオン。それに対抗するのは星賜剣による魔術を操る12人の生徒会長と1人の副会長ということになるのでした。
久しぶりに 岬かつみ さんの作品が読めてうれしいです。