KMNZの二人は最近は二人いっしょでやってるのかな?
ラップな曲はLITAのチャンネルの方でやるということなのかなぁ。
5月ごろの曲なんですが、よくYoutubeの広告で出ています。
Yacaというのは動画のところの鰐のVtuberなんですが、よく somunia と組んで歌っています。KMNZのLITAと組んだ動画もあったな。
読了。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784040659206
人気のシリーズのスピンオフ。
本編では会社がつぶれて傷心の下帰省した主人公の橋場恭也が10年前の世界にタイムスリップしてしまい、その時選べなかった芸大への入学したところからはじまるのですが、このスピンオフではそのタイムスリップが起きなかった if の世界。
というか、本編の方がむしろ if の世界をやり直す話なのですがね。
この世界では『現代』が3パターン描かれています。本編の、タイムスリップで過去に恭也が行くことで途切れてしまった今。そして本編の中盤で、取り返しのつかない誤ちのあとで失意の中もだらだらと生きてたどりついた今。そしてやりなおさなかった今、と。
その中で恭也という存在は異彩を放っています。
最初の『今』であらゆる手段を駆使して生き残りをかけていた人生を経た彼は、やたらやり手になっているんですよね。
どんなかすかな可能性でもつかみ取り、かすかなつてをたどり、綿密な調査や下調べの上で大胆に、そして周囲を巻き込んで物事をやりとげていくという。
彼はクリエイティブな現場にいながら、本人がクリエイターなわけではなく、あくまでそのサポートに回りプロデュースしていく立場。別名雑用係。それでも彼といっしょにいた人たちは恭也の勢いに感化され、いっしょになって騒ぎに巻き込まれていく。
もちろんフィクションなのでどこまで現場の空気を本当に表しているのかはわかりませんがね。
ギリギリのところからチャンスをつかみ、結果をつかみ取る彼こそがこの話の中心なのですね。
そして、本編の中盤での『今』とこのスピンオフの中での『今』の中で存在感を示しているのが河瀬川英子。やり手でなんでも完璧にこなすような彼女は、実は人づきあいが苦手で色々なことを自分でかかえ込んでしまうような不器用なところがあって、そのたびに悩みを抱えてしまっています。その悩みがこのスピンオフのもうひとつの主軸になっているようです。河瀬川は巻き戻した過去では恭也と同じ芸大にいたのですが、芸大を選ばなかった『今』では恭也とは学生時代に何も関係がなかったのでした。
色々と、あちこちのラインで出てきた人がからみ合うのもまたおもしろいところです。