このところ比較的気温が高い日が続いていたのですが、今日の夜はやたら冷えてきていて。
風が冷たく、手の指も寒さで真っ赤になるほどでした。
明日は今日の最高気温よりもまた下がって、高い方が6度で低い方が0度とか予報が出てるんだよなぁ。
はふ。
しばらく読んだあとのレビューがたまってしまっていました。
色々な種族が戦争を繰り返す世界。
とはいっても、魔核の存在によって彼らは死んでもすぐに生き返るので、血の気の多い彼らにとってはある意味一種の娯楽なのかもしれませんが。
そんな世界で、コマリことテラコマリ・ガンデスブラッドは血も吸えず能力も無い引きこもりの吸血鬼でしたが、突然皇帝の元に召喚されて将軍職である七紅天に就くことになってしまいます。
はったりで自分の部下たちの前に立つコマリを、部下たちはどこか熱狂的な空気で迎えるのでした。
コマリの部下たちとの信頼が段々と築き上げられてくるところとか、彼女の隠された秘密が段々と暴かれていくあたりがおもしろいです。
大人気のシリーズ4弾目。
異常な戦闘力と卓越した戦略家でありながら16歳の無邪気な少女でもあるオリビア・ヴァレッドストーム。
その度重なる戦功を受け、異例中の異例である5階級特進で少将になり、新設された第8軍の司令官に任命されます。その任務は劣勢を強いられてきた帝国に対し逆に侵攻し、帝都に攻めいることでした。
この話の華はオリビアなのですが、同時にこの英雄以外の、戦争に関係している国々の兵士や将たちの物語や異形の物たちのエピソードが加わって複雑な味を醸し出していること。
ひとつの歴史書のひとつの巻が丁寧に語られてるという感じです。
コミックスの1巻も出てますので、雰囲気を掴みたい人はそっちを読んでみるのもいいかと。
これは先程読了したばかりの本。
王女のアニスフィアは魔法が使えないながら魔法を誰よりも愛し、魔力を使った技術である魔学を発明しますが、その奇天烈な言動で知られていました。
魔法に愛され、多数の魔法への適性を持ってる公女のユフィリアは王子の后となるべく努力を続けていましたが、ある時その王子から婚約破棄を言い渡されます。ユフィリアに非は無かったのですが、衆目の前での王子の宣言のために彼女はその将来を踏みにじられることとなります。
その場に偶然居合わせることになったアニスフィアは、半ばユフィリアを攫うようにして匿い、父の王やユフィリアの父である公爵にユフィリアを自分の助手としたいと申し出ます。アニスフィアは魔学の成果を面立って公表することを控えていたのですが、魔法に愛されたユフィリアを通して魔学の成果を上げ、それによって功績を上げることで、ユフィリアの汚名をはらすことができるのでは無いかと考えたためでした。
当初は固く心を閉ざしたユフィリアでしたが、アニスフィアとの交流の中で自分のやりたいことをみつけ、彼女と心を通わすようになっていくのでした。
この主役二人のあり方が強烈で、おもしろかったです。