読了。
ラノベ原作の漫画みたいです。ビーンズ文庫ということだからどちらかというと女性向けのレーベルですね。でもコミックスの方は角川コミックス・エースということだから一般向けだと思います。
婚約者に裏切られて殺害されるところに若い自分に転生する、という最近の女性向けのものでよくあるイントロなのですが。
主人公の辺境伯の娘ジルは10歳のときに王子に目をかけられ婚約者となります。以降、その潜在的に持ってる魔力を生かし、半ば軍人として鍛錬を続けて、隊を率いて隣国の帝国との戦闘に加わることもありました。
ところがある時、婚約者の王子が実は王子の妹と昵懇だったこを知ってしまい、即座に束縛、監禁、死罪とたて続けに決定が成されました。ジルは牢を破り脱走しますが、王子に追われ聖槍に刺され絶命しました。
はっと目を覚ますと、そこはかつて王子がジルに婚約を告げたパーティーの会場でした。
王子と婚約したらその後破滅することになることを知ってるジルはとっさに近くにいた人物と結婚するのだと宣言してしまいます。
ところがその相手というのはあろうことか未来の時点でジルたちの王国と対立していた帝国の呪われた皇帝だったのでした。
コミカルな表現もありますが、全体的に話がおもしろかったです。