ちょっと前に読了。
死神を自称する謎の存在であるゼットに育てられた少女オリビアは、その驚異的な身体能力のもとで王国で第八軍の将軍となり、単独帝国への直接侵攻の作戦を務めることとなります。
半分ぐらいまでは強力な帝国の軍と、それに相対する第八軍の奮闘ぶりについての記述で、そのあたりの展開はこのシリーズのおもしろいところのひとつでした。
でも、この話は異能を持つオリビアのものであるし、敵の将軍フェリックスも異能を持ってます。
その決着は直接対決で付けられることになるのか、というところで、話のバックボーンとして流れていたゼットに関連した話が急遽展開することになります。
ゼットと関係ないところで退却していた第八軍は攻撃を受け、アシュトンをはじめとする主だった人たちの生死が不明な状態になりました。
話は次の巻で完結するとのこと。
楽しみでしょうがないです。
初回1時間スペシャル。期待の一作。
いきなりスピンオフのβの展開に入っていくのはびっくりしました。ヒロインの一人である河瀬川英子と会うことなく過去に戻るのかと思いきや、元いた会社が潰れたあとで一旦サクシードに拾われる展開をはさむとは。
ただ、サクシードでの仕事が順調だと思いきや、突然の役員会での決定で作りかけていたゲームの制作は凍結され、雇用も取り止めに……。
つまり、この時点で主人公の橋場恭也という人物は何度も挫折をくりかえしてきた人物として描き出されていて、さらに、芸大の周囲の人達に比べて自分にとりたて誇るようなものもない、という危機感を持つものとされています。
元々制作関係の原作者自身がこの話の構成もやっていることもあり、これからも色々と細かい しかけ が入ってくるような予感がします。
原作のどのあたりまでをどのぐらいのペースで描写する予定なのかなぁ。
ところで、ヒロインのひとりのシノアキというのは九州の出身ということだったのですが、原作でのセリフは関西ともなんともつかないような雰囲気がしていて何故?と思っていました。アニメでもちょっとそんな感じ。でも、連れの話では九州でも北の福岡の方ということだから、イントネーションとか語彙も違うんじゃないかとの指摘がありました。(少なくとも関西弁とは明らかに違うので。) ふぅん、と思ってあとでYouTubeで参考になるようなものがないか調べていたら、【方言】双子の福岡弁・博多弁講座!!勝手に福岡PR#1 という動画が参考になりそうです。学生の女子二人による方言の紹介みたいなものかな? 確かに聞いてると劇中のシノアキの語彙やイントネーションと似たようなところがあったりして。どうしても九州の方言というと鹿児島や長崎の、おいどんはなんとかですたい、的な印象が強いのですが、考えてもみれば昔九州の人の言葉を聞いたときから2, 30年はたっているのでした。若者言葉はもっと標準語に寄ったものになってるということなんでしょうかね。よかよか?