読了。
魔力チートな魔女になりました~創造魔法で気ままな異世界生活~ 5
今までの話のなかで一番作中の時間の経過を感じさせるものになっていました。
この世界に生まれてから30年ほど経過したところではじめてチセに弟子ができたわけなのですが、バックにある話といっしょにそこからさらに30年が経過してるのですから。
弟子のユイシアはいい感じの娘で、チセと同じ立場になった関係上、今までの過ぎ去ってしまう登場人物とは違い再登場の可能性があるので、そのあたり期待。(というかアンケートにもそう書いた ^^;;)
コミカライズも進行中みたいです。
別名『探偵は死んでいたみたいな気がする』? それとも『やっぱり探偵は死んでなかったような感じ』? とか。いや、『でも探偵はまだ死んでない』か。『もう探偵が死んでなかったとしても良かったじゃん』
結局のところ、シエスタの存在自体が謎なんですよね。
なんであんな身体能力を持っていて、SPESと対峙していて、SPESの人造人間に対して影響力がある存在だったりするのか? というか、心臓を取り込んだ方の人物の意識とかを乗っとることができるって何者?
SPESの怪人(って言っちゃいます)は増えることが目的になってるような存在みたいですが、どう考えても宇宙生命体みたいな存在。
まぁ、そこから考えられる設定は、実はシエスタは宇宙生命体で、SPESの怪人はそこから株分けされたんだとか? そして親株だからSPESの怪人は血を受けたシエスタに攻撃できなくなる、と。宇宙生命体だから、体は仮初めのもので、心臓になっても本質は変わらないとか?
まぁ、夏凪の正体は、ってあたりから先がずっと見えていたのですが、そこから一歩も踏み出せてないところがなんとも。
セリフ回しがくどいし、ずっとしゃべってる感が強いところもマイナス要因。
というか、ストーリーの組み方悪くね?
世間一般ではシエスタ人気が絶大らしく、聞いてる限りではシエスタ人気で人気が出てる作品だという印象です。
話の運びはよろしくなかったですが、私はてっきり探偵はしっかり死んでいて、夏凪渚の方の話が続くのかな、と思って見ていたら中間では存在が消えてるし。死んでるはずの探偵との過去のエピソードが中盤の話になってるんですよね。
ネットの話によると原作と話の運びを変えてるということなのですが、どんなものなんでしょうかね。
話も進むにつれてトンデモ感が増えていって探偵って何、という状態だったりするので、個人的にはやっぱりシエスタは宇宙生命体でSPESの怪人の親株だったんだという説に一票。
本当にそんな結末だったら、それはそれでいやな話だけど、このトンデモな展開を辻褄が合うような設定はそれぐらいしか思い付かないのでした。