今更ですが、吸血鬼じゃなくて吸血姫 だったのですね。
正規の候補生が一人脱落し、レフにも可能性が出てきたり。
レフがイリナに対して特に降下訓練を念入りにしているのは、この候補生の脱落に関係することなのですね。
でも、目の前で実験動物による飛行試験の失敗を見てイリナの心に恐怖が芽生えるのでした。
この話、微妙に現実のソビエトとフィクションが混ざっていて、その元をたどるのもおもしろかったり。
旧ソヴィエトを模したツィルニトラ共和国ですが、ツィルニトラ Zirnitra というのはWikipediaによると東ヨーロッパの西スラヴヴェンド地方(ブランデンブルク州、メクレンブルク=フォアポンメルン州)の伝説の黒いドラゴンのことらしいです。スラブの伝承なのですが、おもしろいことにWikipediaの項目はロシア語のページにはリンクされていません。チェコ語では Zirnitra で、チェコ語のWikipediaに „zplnomocněný kouzly” つまり「魔法によって力を与えられる」という意味のことだとありました。ウクライナ語のWikipediaにも結構詳しく書かれてるみたいです。
Зірнітра або Зір, також Росводіз є божеством у слов'янській вендській міфології. Зображувалось це божество у вигляді чорного змія, що був на прапорі вендів у битві проти саксонців. Божество Зірнітра пов'язувалося з чаклунством та магією. Вважається, що ім'я Зірнітра перекладається як «наділений чарами».(ツィルニトラまたはジル、またロスボディスはスラブのベンディアン神話の神です。 この神は、サクソン人との戦いでヴェンド人の旗を掲げていた黒い蛇として描かれていました。 神ツィルニトラは魔術と魔法に関連付けられていました。 ツィルニトラという名前は「魔法に恵まれている」と訳されていると信じられています。 (Google翻訳より))
ツィルニトラ共和国の首都サングラードですが、こちらは多分サンクト・ペテルブルク Санкт-Петербург とレニングラード Ленинград を合わせたものでしょうね。ロシアのピョートル1世が自分の名前にちなんでつけさせた旧ロシア帝国の首都のある街の名称で、どちらかというとスラブ語というよりもドイツ語寄りに作られた名前のようです。ザンクト・ペテルスブルクと元々呼ばれていたみたいで、一時期ドイツ語を嫌ってペトルグラードと呼ばれていたこともあったとか。ソヴィエトになって、レーニンの名前にちなんでレニングラードと名を改め、ロシア共和国になってからまたサンクト・ペテルブルクに戻ったみたいですね。
有人宇宙飛行計画のミェチタ計画ですが、まんまロシア語の мечта で夢という意味のようです。
登場人物の苗字はあまりロシア語風じゃないです。
イリナ・ルミネンスク は 多分 Ирина Люминенск なんですが何もひっかかりません。試しに語尾のкを取ると、Люминансで、多分外来語としての Luminance が検索にひっかかります。Luminance をスラブの苗字っぽくしたものなのかもしれません。
レフ・レプスですが、Лев(レフ)というのは聞いたことある気がします。レプスですが、ジョージア(グルジア)のシンガーソングライターにグリゴリー・レプス Григорий Лепс という人がいて、そこから取ったのかも。ロシア語としての正式名称は Григорий Викторович Лепсверидзе (グリゴリー・ヴィクトロヴィチ・レプスヴェリゼ (グルジア語で გრიგორი ვიქტორის ძე ლეფსვერიძ)だそうな。(グルジア語が表示されてなかったらすみません。) どっちにしろ、ロシア人というよりはロシアから見た外国人っぽい名前なのかもしれませんね。
MaiRのカヴァー。
MaiRにしては、ものすごくきれいな澄んだ声で入ってきたので驚きました。彼女はパワーのある歌い方を得意としますが、バラード系もうまいんですよね。
いつまでも歌を歌い続けたい、という導入はある意味彼女の切なる言葉なのかもしれません。喉に負担をかける歌い方をしていたので、歌い方をあらためるようになってから1年ほどたってきたこともあるだろうし。
獅子神レオナ と 夢川かなう によるコラボ。
Re:AcTのコンビということで。
Re:AcTの他の人たちはフォローしてなかったので、1カ月前の動画ながら存在を知りませんでした。
かなりかわいいに振った感じの歌でした。