葬祭屋に行き打ち合わせをしました。
元々亡き父が昭和54年に会員登録してあったもので、そのまま放置されていたものがあったのですが、調べてみたら近所にあった葬祭屋が名称を変えて今のところにいることがわかったのでした。
母や弟らとともに葬祭屋に。
まずは葬式の日取りを。色々と話を聞きましたが、優先されるのはお経を上げてくれるお坊さんの予定が大事ということで、本来は死亡が確認されてからまず寺に連絡しないといけないものだったらしいです。(家族に経験者が誰もいなかったので気付きませんでした。) しかも、寺は静岡県にあるので、なおさらお坊さんの予定がシビアになるはずです。
その場で寺に電話しましたが、法要の途中ということで12時ごろにかけなおすとのこと。
日程が空欄のまま、とりあえず色々と内容を葬儀屋と詰めました。
火葬場の予定もすぐに埋まってしまうということなので、かなりシビアです。
葬儀は通夜と葬式をいっしょにしてしまう一日葬にし、参加者も母と弟と私と連れの他に、父の弟を含めた5人だけでの開催とすることとしました。
打ち合わせのときに、葬儀屋の担当の人が納棺式はどうします、と聞いてきて、みんなではてな?となりました。通夜の前日に遺体を清めて、化粧や装束をつけて、49日の旅立ちの準備をするというものらしいです。てっきりその手のことは病院でやっていた遺体の洗浄のことぐらいのことだと思っていたので、さらにそういったことがあるとは知らず。私が経験あるのは30年以上前の祖父や祖母の葬式のころのことで、そのころそんなことやっていたかなぁ?と。担当の人が、遺体の洗浄によっては湯灌といって遺族も遺体を洗い清める儀式に参加できるのだと話しました。父が入院中に、よく母は父に風呂に入れさせてやりたかった、と話していましたし、弟も父がきれい好きだったということを話していたので、そのまま湯灌をやることに決まりました。(確かに父は風呂が好きだったんですよね。) 湯灌では遺体の髪をシャンプーで洗ったり、髭を剃ったり爪を切ったりもするみたいです。なんかカルチャーショックが。そんなものがあったとは。(古い習俗として、遺体を洗い清めるというのは確かにあったみたいですね。今ではやらない人の方が多いのでしょうけど。) ちょっと葬儀屋に乗せられたような気はしますが、父と同居していた母や弟がそれを望んでいるので、それはそれでいいや、ということで。
お棺に入れる副葬品の話も出ました。納棺式のときに、遺体は死装束として曹洞宗なので白装束を着せるそうなのですが、故人に着てもらいたかった服などは副葬品として遺体の上に被せるなどすることができるとのこと。他に故人が好きだったもの(ただし燃えるものに限る)を同様に棺に入れることもできるそうです。父はコーヒーやたばこが好きだったので、入れてやろうと考えています。亡き祖父がコーヒーを淹れるのが好きで、父の兄弟はみんなコーヒーが好きでした。たばこ はやめるぐらいなら死ぬ方がましとまで生前話していたのですが、肺炎を患ってからはたばこを止めるしかなく、ものすごく残念がっていたそうです。やはり たばこ の好きな弟がそのことをいたく気にしていたので。
実際の打ち合わせする内容はほとんど消化したのですが、肝心の式の日程が決まらないので、湯灌の話とかで盛り上がったりしていたのですが、そんなこんなのうちに12時をまわり、静岡の寺から電話がありました。
住職は読経の合間に電話してきたみたいで、ものすごく忙しそうにしていましたが、かなりうちのことを優先してくれてるみたいで、日程や一日葬のことも快諾してくれました。なんか都合がつかなかった場合、葬儀屋の話では住職の知り合いを紹介してもらえるケースもあると話していましたがそうならずに希望通りの日程が通りました。
ということで葬式は11月14日月曜の12時から行われることが決まりました。
戒名の話も葬儀屋の担当の人から出ました。色々とランクがあるのは知っていましたが、昔のように一番良いものをつける必要はないんだよ、ということで。ちなみに祖父は~居士で祖母が~大姉なので、それぞれ中位の格のものみたいです。住職との電話ではあまり詳しくできなかったのですが、15時ごろにまた電話があるということなので、その時に話が出るかな、と。
打ち合わせのあとで弟は仕事に行ったのですが、母らといっしょに昼を食べました。
それから家で待ってると住職から電話が。
死亡の日付や父が好きだったものごと、性格などについて質問がありました。(お経に盛り込んだり、戒名を考えるための参考にするためだったと思います。) 式の詳しい内容については葬儀屋の方から連絡が行くということを伝えておきました。
祖父の仏壇を確認したところ、そういえば祖父と祖母の位牌の他に、3人の生の書かれた位牌があったな、と裏を確認すると生没年が書かれていました。父の弟に葬儀のことを連絡したついでにたずねてみたら、祖父の前妻(父の実母)と、幼くして亡くなった長女と、盲腸で亡くなった才人の次男で、静岡の墓にいっしょに入っているのだ、ということでした。静岡の墓に5人も入ってるとは知らなかったので、驚きましたよ。
用事もあらかた済んで、日もかたむいてきたので、実家を退出することにしました。
今日も疲れました。