長野を出て上高地の方に行って来ました。
松本インターチェンジを出て梓川(あずさがわ)伝いに沢渡(さわんど)まで行きました。上高地は沢渡までしか自動車で行けないので、ここの駐車場に停めないといけないのです。駐車場を物色してる最中に旅館のおじいさんに呼び止められて、そこの駐車場を使わせてもらうことにしました。どうにもそことタクシーは手を組んでるらしくそのままタクシーに。予定ではバスで行く予定だったのですが、かえってタクシーで情報を仕入れられたので良かったです。しかも値段はバスト変わらないということで。
上の方へは許可の下りた車しか行けず、しかも観光バスも今の時期は行けないのだそうです。運が悪いと何時間も途中の坂で待たされた上に見ることができずにそのまま帰るということも有り得るのだとか。
ここらへんはトンネルの中に分岐点があったり信号があったりしてなかなか愉快な作りをしていました。
タクシーで大正池まで行ってそこから梓川を上流まで上ります。このあたりはかなり人気の高い国立公園で、観光客が山のように来ていました。大正池は大正期に山の噴火で梓川がせき止められた結果できた池で、昭和の噴火で大きさが半分になってしまったそうです。(その山はまだ活動を続けてるのだとか。)
大正池も梓川も良く整備されてるところで、ゴミがないせいかとても水が澄んでいました。
ただ、大正池の端っこで鴨にパンを与えてる人がいて、それはまずいなぁと思いました。野生動物にエサをやらないようにという立て札があったこともそうですが、鳥が食い残したパンが川のそこにたまると環境を汚染してしまう恐れがあるからです。心ない人はどこにでもいるものなのですね。
梓川伝いに上流までさらに行き、河童橋まで行きました。行きのタクシーの運転手の情報によると、バスもタクシーもこの河童橋からでないと乗れないらしく、知らずに大正池まで戻っていたらえらいことになっていました。河童橋から十分ほど下ったところのタクシー乗り場でタクシーに乗って下りました。道は歩道のようなところで、よくもまぁこんなところでバスがすれ違うものだと思いました。
沢渡で車に戻り、一路松本市内へ。
そこで少し遅めの昼を食べて、それから松本城へ行きました。
松本城は建築された当時からそのまま残る国宝で、こじんまりとしていながらもがっちりとした作りの城でした。(現在残る城の大半はコンクリートで後世になってから改築されたものなのだそうです。)
駐車場にそんなに車が止まってないのでたいして人が来てないのかと思いましたが、実は城の中で列をなしていたのでした。天守の階段が蹴上げが高く急なので移動するのに時間がかかったようです。
松本城の後で、松本市立博物館に行きました。入場券が共通になっていたからです。
そこを出るころにはいい時間になっていたのでそのまま長野まで帰りました。