さすがに昨日の疲れがきつくて、今朝はなかなか起きられませんでした。
9時ごろになってから朝食を食べて、でかけました。
上野に着いたころにはもう12時近く。
上野の駅中にあった讃岐うどんのスタンドでぶっかけうどんを食べました。
それから公園口の方まで戻って、東京都美術館へ。
今日はマウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝 MAURITSHUIS に行ってきました。
お目当てはもちろん、フェルメールの真珠の耳飾りの少女です。
オランダのマウリッツハイス美術館が改装する関係で、同館に収蔵されているフェルメールの作品を含む48点の作品が日本で公開されることになったのです。
今回はフェルメールの他にも、ビューゲルやレンブラントやルーベンスの作品が展示されていました。
ルーベンスの「聖母昇天(下絵)」はフランダースの犬でネロ少年が死の間際に見た絵の下絵なんだそうです。ネロ少年が見たのは、この下絵を元に弟子たちが作画したものなんだとか。
レンブラントの肖像画もいっぱいありました。
その肖像画のコーナーの最初のところにフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」がいました。もっとも展示方法にはちょっと頭をひねるような感じでしたが。ゆっくり回りたい人用と早く見たい人用に通路が分かれていて、ゆっくり回りたい人には、長いまがりくねった通路を、遠くに絵をのぞみながら進んでいくという状態でした。で、ようやっと絵の目の前に着いたので、ゆっくりと見ようとしたら、係員に歩きながら見てくださいとうながされてしまいました。なんじゃそりゃ。待ち時間20分とか30分とか言っていたのに。そのすぐ後ろの方に、早く回りたい人用のスペースがあったのですけど、むしろそっちの方に人だかりができて、みんなゆっくりと見てました。ちょっと遠いから細かいところまでは判別しませんでしたが。
でも、「真珠の耳飾りの少女」はフェルメールの絵のなかで1、2を争うほど有名な作品だけなんですよね。やっぱり存在感はすごくありました。黒地に少女の表情があざやかに見えます。青いターバンの娘とも呼ばれる作品ですが、思ったよりもターバンの色が深い青ではなかったなぁ。いわゆるフェルメールブルーよりも白っぽい感じでした。
もうひとつのフェルメールの作品で、初期の作品であるディアナとニンフたちの方はかなり鮮かなフェルメールブルーが使われてたのですけどね。
真珠の耳飾りの少女は日本に来るのは2回目か3回目だったかなぁ。
普段、フェルメールの作品は風俗画の方が多いので、フランドル画家の風俗画の方がクローズアップされることが多いのですけど、今回が肖像画と「トローニー」に焦点が集まっていたみたいです。
それにしても、48点というのは結構少ないな。
売店で結構散財してしまいました。連れは展覧会限定の真珠の耳飾りのミッフィー(?)を買ってたりしていたし、私も図録の他にフェルメールの食卓という本を買ったし。
今回の展示は、東京都美術館が改装されたあとの最初の展示なんですよね。会場の中は、以前は階段で昇り降りしないといけなかったのが、エスカレーターが設置されていて随分と楽になりました。
エスカレーターだから逆戻りはできないのですけど、出口の手前で再度中に入れるようになっていました ^^;;;
それにしても、2時間ほどかけて中を見ていたのですけど、外に出たときにに、まだまだ長い列ができてるのは驚きました。うちらだったら、この時間からだったら見切れないよなぁ。
特別展室と公募室の間のところに、「東京都美術館ものがたり」展が無料で入れるようになっていたので見てきました。結構おもしろいです。
マウリッツハイス美術館展は都美術館では9月17日までやっていて、その後、神戸私立博物館に会場を移して9月29日から1月6日までやっています。
美術館のところでちらしをもらってきたのですけど、色々とおもしろそうなものがありました。
10月10日から12月24日まで東京国立博物館 平成館で「中国の王朝の至宝」展をやるみたいです。これは行かなくては。昨日もらったちらしにも興味深い展示の予告がありました。やっぱり東京国立博物館 平成館で2013年1月22日から3月3日まで、「書聖 王羲之」展をやるみたいです。もうわくわくものです ^^
上野の森で開催されるツタンカーメン展にもかなり食指が動くのですけど、とにかくゲチャ高いんですよね。どうしようかなぁ。
上野の駅中でちょっとお茶してから、新宿へ移動。
いつのまにか西口のキリンシティーの上にあったインド料理屋のジンナーがなくなっていたのは愕然としました。
結局、インド料理屋のボンベイで夕飯を食べました。
なんだか色々と見たりなんだりしてるうちに、結構遅くなったな。
20時半ごろに西武新宿の駅から電車に乗って帰りました。
かなり疲れたなぁ。
今日はさすがに原稿をやるだけの気力はないです。まぁ、大体の形にはなっているので、あと明日手を加えられるようなら加えて、できなかったらそのまま入稿だな。