独立の本展に行ってきました。
新宿から丸の内線で国会議事堂まで行って、そこから千代田線に乗りました。
ところが千代田線が半分止まったような状態になっていたんですよねぇ。
どうにも代々木上原で車両だったかの点検が入ったということで、その直前の駅で折り返していたのですけど、各駅に1つづつ止まってる状態だったので、ところてん式に移動していたのでした。
ひと駅づつでしたが、なんとか乃木坂まで到着。
作品を見てきました。
漢代の木簡の臨書です。今回案外とこれと同じ素材を使っている人がいたなぁ。おとといの臨書展でもやっている人がいたし。
文字は「小君足下善毋恙」(しょうくんそっかよくつつがなしや)と書いてあります。
下の字の太い感じを出すのに苦労しました。でも、会場には同じように木簡を書いた作品で、かなり太い線を出してる人が大勢いたんだよなぁ。しかもちゃんと細い線と使い分けて。やっぱりあれは合筆なのかなぁ。二度書きしてたりして。どっちにしろ、濃墨だからわからないし。
連れはこのあと予定があるので、急いで東京駅の方まで行きましたが、私の方はちょっとの間、会場を見てまわっていました。
独立というと一字書と臨書だよなぁ。一字書は、書を、文章としての意味の束縛から解き放ち、字そのものに対する芸術的な表現を追求するためにあるものだと言われています。難しいんだよなぁ。
臨書も独立の作品はどこか他の展覧会とは感じが違います。ちなみに、作品のスケールがわかりにくいと思って、会場の雰囲気を見せるために一枚撮ってみました。。 作品は二尺×八尺なので、かなりでかいのです。
独立の隣りでやっていた展示に興味があったけど、今日はそれどころではないので、さっさと国立新美術館を後にしました。
今日はどこも大変だよなぁ。美術館に詰めている係の人も大変だ。
で、乃木坂から乗ったのですけど、帰りの地下鉄は案外とすんなりと乗れました。
国会議事堂前の案内のディスプレーでも、丸の内線は通常通りとか書いてあったものなぁ。
四谷を通りすぎるときに、子供がどこの田舎だ、なんて言ってました。
それだけ降っていたんですよ。
新宿三丁目で下りて、地下街を行き、西武新宿から急行に乗りました。
弱冠ゆっくり目だったにしろ、なんとか小平までは着きました。
ところが小平で延々と電車待ち。
あまりにも寒いので、さすがに待合室に入りました。
多摩湖線に乗るころには、雪はみぞれだか雨だかわからない何かになっていました。
武蔵大和のローソンで夕飯かわりの流動食を購入して、家に帰ったのですけど、これがまた道路がひどくて。
ずっと雪が降っていたなら、かたまるだけなのですけど、そのあとで微妙に雨が降ったりなんかしたものだから、ちょっとした窪みのところがことごとくぐじゃぐじゃになっていて。歩きにくいったらしょうもなかったです。
普通に雪のところも、こういったところを歩くとかなり消耗するんですよね。
息を切らしながら家に帰ったのでした。まる。
>二度書き<br>む??一度書いて、もういちど。<br>微調整OKなんですか??
実際のところは色々な書き方があるんです。青銅器に書かれていた金文では、丸く塗りつぶすような書き方をするものもあります。<br>流派によって違うかもしれませんが、穂先が紙の面を離れないうちは、筆を戻して書くことはありますね。<br>でも、これはもしかしたら、本当に2本分の線を重ねて書いていたかもしれません。わからないけど。