微妙に寒いような気もしたのですけど、コートを着てると暑いんですよね。
昨日、一昨日と沈丁花の花の香りを聞きましたが、今日はかなり危険なヒサカキの臭いがしました。これで当分は通常のルートで通勤できないわ。
今年は桜の開花が早まってるみたいです。
東京でも明日か明後日には開花宣言が出るみたいで、明日出ると2002年とタイで一番早い開花となるそうです。
まだまだ満開は先ですけど、4月には散ってしまうらしいですね。
入学式のときには今年は桜が見えないみたいです。
NHKで震災のときの東京での帰宅難民についての番組をやっていました。
ああやって見ると、確かに東京も被災地だったんだな、と改めて思います。
東京ではめだった被害が出てなかったので、企業や学校などが帰宅するように社員や学生に伝えたのですが、かえってそれがあだとなりました。地震の影響で電車は止まってしまっていたので、都心では帰るにも移動すらできないような混乱状態が。
番組では8時間かけて歩いたところで、電車が再開したことを知って、ようやっと帰り着いた人の話とか、混乱する駅で改札を開放して混雑を緩和しようとした駅員さんの話とかしていました。
渋谷駅の近くでは人があふれ、バスを待つ列がこんがらがってどの列がどのバスに続いているかわからなくなっていたそうです。あきらめて歩き出した人たちも、歩道からあふれて道路を歩く人もいました。歩道にはあまりにも多くの人がいたので、自分のペースで歩くことができなくなっていたものですから、歩道からあふれていったみたいです。車とバイクと自転車と人が混在する、非常に危険な状態だったみたいです。
駅員さんが改札を開放したとき、客は整然として前進していったそうです。それでも、人の流れはかなり強烈だったみたいですけど。
悲惨だったのは、都心の方に校外学習でグループごとにばらばらに行っていた中学生たち。先生たちは生徒たちに連絡を取る手段がなかったのです。生徒たちは携帯の使用が禁止されていたので、公衆電話に頼るしかなかったのですけど、公衆電話は人の列ができていて連絡が取れにくくなっていたそうです。途方に暮れた生徒たちでしたが、なんとか先生と連絡を取って、歩いたり、再開した電車に乗ったりで、無事学校に帰りつくことができたそうです。
今回の震災のときは直接的な被害がありませんでしたが、もし直下型地震が起きていたら、かなり大変なことになっていたことでしょう。
それでも、話を聞いていると、パニック一歩手前だったにもかかわらず、暴動は起きなかったんですよね。そういうところは日本人に海外の人達が敬意をはらっているところです。