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つれづれなるままに

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14-July-2013 毎日展 [長年日記]

_ [書道] 毎日書道展

午前中は寝てました。

昼は山田うどんでカレー(何故かカレー)。

で、それから乃木坂まで行ってきました。

連れは色々と忙しいので単独で。

高田馬場まで行って、そこから山手線で原宿まで行き、そこで地下鉄に乗り換えて乃木坂の国立新美術館まで行ってきました。

今回は入選しているのでフリーのパスがあります。

名鑑をくれるというのでもらったのですが、要は名簿ですな。

それよりも、先生が言っていた手島右卿の特別展の図録が欲しかったのですけど、それは買わないとだめでした。(買いましたよ。) 先生は引き換え券があったと言っていたのですけど、会員だとあるのかなぁ?

で、しょっぱなに入ったところがちょうど特別展のところでした。

手島右卿は昭和の三筆の一人で、世界的に有名な書家です。

一字書のジャンルを創出した人で、独立書人団でも中心的な位置にいた人でした。

今回、時代を追って、右卿の書作が展示されていました。

思うのは、案外と線がシンプルで、しかも奇をてらうことなく基本にあくまで忠実だということでした。

登場した当時は革新的で、日展の先生からそんな作品を展示できない、と言われたのに対してこのような作品を展示できないようでは駄目だ、みたいなことばで返していたようで。

欧米においても、その高い芸術性によって注目を浴びた人です。

シンプルに感じるのは、最近の作品があまりにも色々とやりすぎているからなのかもしれません。

特別展のとなりのところから、毎日展の審査員の作品の展示がはじまっていたのですけど、それを見ながら、では何故手島右卿は評価されたのか、書とは何なのか、とかえってわからなくなってきました。

それぞれの先生の作品の中にそれぞれの先生の世界があるわけなのですけど、その中にどれだけ抜きん出てる人がいるのでしょうか。

書道の裾野は広いですけど、その中に時代を代表するような書家はいるのでしょうか。

書道は、あくまで文字を表現する芸術である以上、その文字の成り立ちの法則を無視して創作することはできません。過去に書かれてきた文字の連続の中の積み重ねの上に現在の文字があるべきものです。過去とのつながりを絶ち切った時点で、それは文字であることをやめ、書道ではなくなってしまいます。

手島右卿の師である比田井天来は、従前の師匠の作品を手本として書くというスタイルを戒め、あくまで古典を臨書することこそ大事であることを説きました。

まぁ、考えてもみれば、古来、書家は常に過去の作品の臨書を通して自分の書を確立してきてるわけで。

その意味合いは過去と現在ではかなり違ってきてしまっていますが。

古典期においては文字は表現の手段のひとつであり、作家の本業は別にあるものでした。中国では科挙の試験項目のひとつに書があったわけだし。

でも、例えば木簡に書かれた事務文書は、まさに職業書家(書記?)によって書かれていたわけだし、そこには学ぶものは多いと思う。(それでも、まだ木簡を題材とした作品は若者によって取り上げられているだけで、書道の大家でそれを書いてる人は少ないです。)

篆書や隷書は石に刻られたものであり、金文は青銅に鋳造されたものであり、甲骨文は骨などに刻まれたものです。

でも、木簡は実際に人の手によって書かれたものなんですよね。

手島右卿は木簡はいいけど、木簡の先に王羲之などはないと話していたようですが、どうなのかなぁ。

_ [日記] 新宿とかいろいろ

乃木坂から国会議事堂駅を経由して渋谷まで。

そこから臨海線で新宿まで行きました。

乃木坂を出たときは激しい雨が降っていたのですが、新宿で外を見たときには雨が上がっていました。

気温も少し落ち着いてきていたかな。

最初は雨が降っていたのでどうしようかと思ったのですが、上がっていたので、東高円寺まで行って、実家に毎日展の招待券を届けてきました。

玄関口で届けるだけ届けてすぐに退出しましたが。

東高円寺から荻窪まで地下鉄で行って、そこから中央線で国分寺まで。

多摩湖線に乗ろうとしたのですが、ちょうどタイミングが悪く萩山行きしかないです。萩山行きに乗っても、どうせ萩山で次の列車を待たないといけないので、ベンチに座ってやりすごすことにしました。

で、次の西武遊園地行きに乗って帰ったのでした。

家に帰ると、連れが調子悪そうにしています。

とりあえず夕飯はそうめんにしたのですが、連れは食欲もないみたいです。

暑さ負けしてるのかなぁ。

そういえば、今日は1万4千歩歩いたみたいです。


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