つれづれなるままに

まぁ、Qというか序や破も含めたはなしではあるのですが。

この新劇場版は色々と思わせぶりなシーンが色々ありますよね。

最初の方はテレビ版をほぼなぞった形で進んでいたのが、破ではいきなりアスカが惣流じゃなくて式波になってるし、使徒に侵食されたエヴァに乗っていたのがトウジじゃなくてアスカだったり。

それがQでまたアスカが再登場していたり、ゲンドウがゼーレのキールと同じグラスをかけていてゼーレのメンバーを封印していたりして。。

そして、世界の荒廃度がテレビシリーズのものよりも酷いんですよね。

海は赤くなっているし。

果してテレビシリーズと新劇場版は平行世界なのか。

私はあえて、新劇場版がテレビシリーズ(および旧劇場版)のあとの時系列にあるのではないかと推測します。

まずは、赤い海。

旧劇場版では、巨大綾波が崩れ落ちていくときに赤い血を海にたれ流しています。それで海が赤くなったということは考えられるのではないかと。

カヲル。

旧作では最後の使徒として現われたカヲルですが、新劇場版では最初から登場していて、しかもゲンドウのことを知っている様子。

Qでは「最初の使徒」と言ってます。新劇場版の世界では最初の使徒はアダムじゃなくてカヲルなんです。

旧作で死亡してるはずのカヲルですが、その最後の使者がなんらかの形で最初の使者としてつながりがあるわけですね。レイと似たような存在だとしたら、同じ体が何体もあってもおかしくないのかもしれませんし、旧作で量産型エヴァのダミープラグのコアはカヲルだったし。それにQではシンジにまた会えるようなことを匂わすことを言われてるんですよね。

新劇場版では、セカインドインパクトのことに言及されていなかったはずです。それは何故か。すでに旧作でサードインパクトまで起きてるからではないでしょうか。

そしてQでのアスカ。

エヴァの呪縛のせいで14歳のままとなっているのはマリも歳を取ってないことから不思議ではないのかもしれませんが、注目すべきはあの眼帯と、修復されたっぽい右手のところのプラグスーツ。

確認できなかったのでわからないのですが、もしかして破のときのアスカとQのアスカは別人だったりして。Qのアスカが旧作のアスカと同一人物だとしたら……。旧劇場版で、ラストにアスカは片目と片手に包帯を巻いていました。それってQのアスカと同じところだったりしませんか？

だとすると、あのやけにヒネた性格も旧劇場版のラストをひきずってると考えるならアリかと。

QのアスカはQに出てきていたレイに対して初期タイプの綾波だということを言っていましたが、こちらも旧劇場版の時期のタイプの綾波シリーズだとしたら……。

ゲンドウのキール化(？)そのものが、なんらかの繰り返しを示唆してると考えていいんじゃないかと思うんです。

そもそも、Qのオープニングでアスカが確保しようとしていた初号機からして、破のときの初号機と同じかどうか怪しいし。破のときに、槍で貫かれた初号機が何故宇宙にいるのか？

旧劇場版では、シンジと分かれた初号機は宇宙にむかっています。実はその初号機を捕獲したのだったら、、というのはさすがに考えすぎだとは思いますが。。

旧作と新劇場版で用語とかが微妙に違うのは、単なる設定を変えたせいではなくて、旧作では意味があったことが、新劇場版の時代には意味がなくて、目的が違ってきていたのかもしれません。

そもそも、旧作ではエヴァに乗れるのは14歳限定だったのが(ユイは別？)、新劇場版では14歳ではなさそうなマリがエヴァに乗ってるし。弐号機もデザインが違ってるし。。

さて、どうなんでしょうかね。

まぁ、たまたま、こういった説を唱えてる人を見たことがなかっただけで、同じようなことを推論してる人がいるかもしれませんが、繰り返し、というのはこの新劇場版での中心的な意味合いを持つものではないのかなぁ、と。

(実は繰り返しのイメージは序のころから持っていました。)

Qではその繰り返しが破壊されているんですよね。

果して最終話ではどうなるのか。