もう震災から3年たつのですね。
ようやっと日常を取り戻したような感じなのですが、被災地近くではいまだに仮設住宅にいなくてはいけない人や原発の放射能に怯えないといけない人たちがいます。
PTSDのこともあります。
それでも、多くの場所で日本は着実に復興を遂げてきました。
いつか日常が戻らんことを。
まぁ、英語からするとラテン語は大変です。
名詞は格変化するし、動詞も大きく活用します。
でもとまれロシア語だって同じぐらい活用しています。
ラテン語にはむしろメリットが多かったりします。
変化も、もっと古い言葉である、非常に難解なサンスクリットほどではありません。(実際のところ、小乗仏教の時代にはサンスクリットよりも俗化したプラークリットのパーリ語が使われていましたし)、ギリシャ語よりも規則性が楽です。
何よりも、現代の言葉であるフランス語、スペイン語、イタリア語などとの共通点が多く、お互いに通じ合うところがあることから、おぼえるのが楽になります。まぁ、名詞の活用はなくなっていますけどね。
有名なところでは、カエサルのvini,vidi,vici (ウィニ、ウィディ、ウィキ)=「行った、見た、勝った」ですが、viniはフランス語のvenir(来る)の過去分詞のvenuと似てます。vidiはフランス語のvider(見る)の過去分詞のvideと似てます。フランス語で勝つは別の言葉になってしまっているようですが、勝利はvictoireですね。
まぁ、これはあまり良い例ではなかったですが、こんなのはどうでしょう。
フランス語:
j'aime, tu aimes, il/elle aime, nous aimons, vous aimez, ils/elles aiment
ラテン語:
amo, amas, amat, amamus, amatis, amant
似てないと言えば似てないですが。。。
でもイタリア語では、
amo, ami, ama, amiamo, amate, amano
となりますし、少しは似てるかな、と。まぁ、なんとなく似てるなと思う程度でいいかと。(いいかげん)
まぁ、でも他の時制とかを見てみると、結構形に共通点があったりするものです。
こっちの方が似てるかな。
フランス語:
je suis, tu es, il est, nous sommes, vous êtes, ils sont
ラテン語:
sum, es, est, sumus, estis, sunt
このsumはcogito ergo sum (我思う故に我有り)のsumです。こっちはそっくりですね。
はぁ、はぁ、はぁ。
よくよく比較してみると案外違っていたりして。
でも、他の言語よりも似てるんですよね。
というのもフランス語、スペイン語、イタリア語はラテン語の子孫ですし、その語形を留めているものが多いものですから。
ちなみに、古英語では、
ic eom, þū eart, he/heo/hit is, gē sind, もしくは、
ic beo, þū bist, he/heo/hit bið, gē bēoð, 他に、
ic wese, þū wesst, he/heo/hit west, gē wesað
があるようです。
だそうです。be動詞の名前はこのbeoの系列で現在系のam, is, areはeomの系列ですね。(二人称のyouは本来は一人称単数のthouの複数形ye, your, youの目的語のyouから来てて、それに対応するのが上のeartなんですね。) 過去形のwasとかはこの三つめのやつから来てるみたいです。そう、英語のbe動詞は色々ある単語がまぜこぜになっているのでした。
もっと遡るとさらに分化しそう。少なくとも、isとかsindとかはラテン語のesとかsuntと同系統なんでしょうね。
古英語はラテン語とはかなり遠い親戚なので、違いが大きいです。
be動詞はドイツ語とは対応がつきやすいですね。
ich bin, du bist, er/sie/es ist, wir sind, Sie sind, ihr seit
でしたっけ?