午前中は毎日展で上野の東京都美術館に行ってきました。
公募の入選作品が展示されていて、うちの同門のうち二人が入選していたというのがあります。
ついでに入選作品の傾向についても見てきました。
まぁ、多字数の創作作品を書くのにはかなり手間がかかりますが、結構、二八の紙(半切の4倍の大きさ。二尺×八尺)に3~4行で書かれた隷書作品が目につきました。それもやたら。案外と行書・草書よりも目立ちますね。ただし、毎日展に出すときは臨書じゃだめだろうなぁ。(臨書もありましたが。)
ここ数年は大字で木簡のをやっていたのですが、あまり好まれないようです。木簡・篆書・金文・甲骨などは三字から五字程度の作品が多かったな。あのサイズは五尺×六尺ぐらいだっけかな。
二行書きも結構多かったですね。どちらかというと行書・草書ですが、二八だったので昇段級試験のときにやっていた集字の要領で作品を構成することはできるかと。ただ、このサイズだと線質がかなりバレバレになるので、しっかり書き込まないといけないですが。
毎日展の作品作りをするのは冬なので、濃墨だと墨の乾きが遅いんです。
それで、午後一杯までやってると乾く前にお開きとなってしまい、汚れ防止の反故紙が作品にくっついて悲惨になるということと一昨年学習しました。
どうしても回数を書けないのが弱点です。
まぁ、今日の感覚を反映できるといいかなぁ。
同人の友人からさそわれて、数人で自分の漫画の本を持ち寄ってそこにインタビューされるという企画があって、そこに行ってきました。
全部英語でのやりとりです。
さすがにネイティブの早い会話にはついていけませんでしたよ。
インタビューアが、私に話を振るときはゆっくりと質問してくれたので助かりましたが、思ったままを表現するときに、すぐには文を組み立てられなく、かなりブロークンになってしまいました。
参加者のひとりで、テキサス出身で日本人の旦那がいて、日本に9年ぐらいだったかな?住んでる人がいたのですが、かなり早口で理解が追いつかないし。本をもらいましたが、しっかりとISBN番号取ってあるし。米国のAmazonで取り扱ってるみたいです。"My Japanese Husband Thinks I'm CRAZY"です。日本との異文化交流について書かれた漫画エッセイになっていました。結構おもしろいです。
インタビューアの米国の人(20数年日本にいるみたいです)は、このあとインタビューのはしごで横浜まで行かなくてはいけないとのこと。
それで、思っていたよりも早くお開きとなりました。
はううう。今ごろになって疲れが出てきました。。
それにしても、会議室を予約というからどこかと思いきや、ルノワールでした。納得。簡単に借りられそうだものな。でも予約がいっぱいだったみたいです。