ディスプレイに飼ってる偽エネですが、このところウィンドウに割り込む割合が増えてるし ^^;;
ネットコミックスとか読みはじめると、その一部をセリフでかくしてしまうし。
今日もなんか追加ファイルがアップデートされていたので、またおしゃべりが増えそうです。
昨日は七夕モードだったものなぁ。
でも、セリフがウィンドウの裏に回ってしまって見えないこともあるんだけど。
2016年の末にうるう秒が追加されるらしいです。
グリニッジ時刻かな。2016年12月31日23時60秒が挿入されるんだそうです。
時差の関係で、日本時間では2017年1月1日8時60秒が増えることになります。
このところうるう秒が多いような気がするな。去年も挿入されていましたよね。
ところで、ちょうど今、『ローマ人からの手紙』の「ルビコン川以後(中)」を読んでるところなんですが、カエサルがポンペイウスの残党を討伐しようとしてるところで、かのユリウス暦の施行の1年弱前のことだったりするのですが。どうも、その時点で実際の季節と暦の季節がすでに2カ月もずれていたみたいですね。ローマの慣習では冬の行軍はしないのですが、暦の上では12月でもカエサルの頭の中にすでにできあがっていたユリウス暦ではまだ10月だったのですね。
その箇所のちょっと前のところに書いてあったんですが、カエサルの時代はいわゆる帝政ローマでは無いのですが、ローマは異国に対して仲間関係を築き、その間のトラブルや外敵からの脅威に対抗したりする行為をしていて、そのような国のことを本来帝国というらしくて、実質上この時代のローマは帝国主義国家となっていたということみたいです。そもそも、皇帝の語源である imperator は将軍とか司令官といった意味だったみたいです。
そもそも、ローマの行政関連の言葉を語源に持つ英語の単語は、元の意味から結構ずれてきてるみたいですし。
例えば独裁者の元となる dictator は、有事のときに軍と政治をひとつに引き受けるための職位だったわけだし。いわゆるところの元老院から来ているsenateは上院議会で議員はsenatorですよね。
共和制ローマの政治形態の特徴は、ひとりの君主を持つのではなく、元老院から任命された二人の執政官が限定的な期間だけ共同統治するというものでした。英語のconsultはちょっとここから意味が変わってますよね。ちなみに、古代ローマでは王政だったときにひとりの存在である王の暴走で国が危機に陥ったということで、権力が統治者に集中しすぎないようにこの執政官のしくみを作ったらしいです。二人いるので互いに牽制しあってひとりに権力が集まるのを防いでいたし、期間を限定しているのもそのためみたいです。
ただ、国が大きくなってきて、他国からの軍事的脅威が大きくなってきたときにはこの精度が足を引っぱることになったので、さらに期間限定で執政官二人分の権力を集中させた独裁官が任命されたのでした。ローマの独裁官は元老院から任命されたものなのですよね。
もっとも長く続くうちにこの制度もほころんできてしまって、そこらへんの風通しを良くするためにカエサルが改革を行い、そのあとを継いだオクタヴィアヌスが皇帝となったのでした。ローマの皇帝は中国の絶対権力者である皇帝とは仕組みも考え方も違っていたのだなぁ、と。アオクタヴィアヌス(アウグスティヌス)は元々は元老院からの認証を取り付けてその座に就いているし、元老院にかなり配慮していたみたいです。
ローマの主従関係である patronus と clientis ですが、いわゆるパトロンとクライエントの語源ですよね。意味的には patronus は clientis を保護するかわりに clientis は patronus のために働くという関係だったようで。ローマはその主従関係を同盟国との関係にまで拡大したんでしょうね。
同じ皇帝という呼称であるローマの皇帝と中国の皇帝の成立を見ると全然違うものであったりするところがおもしろかったりします。もちろん日本の天王はemperorと訳されますが、この両者とも全然違う存在なわけだし。
うるう秒から話がえれー飛んだぞ。。