なんか今日はTwitterでキンモクセイの香りがトレンド入りしたとかいう話なんですが。
でも、昨日会社の帰りに匂いかいだよなぁ。。
うちの近くには結構金木犀とか銀木犀とかいっぱい咲いてます。
まだ匂いのピークではないけど。
ようやっと16巻を読了しました。最終巻です。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784797375282
って、去年の6月に出たんですけどね。。
何がすごいって、2007年から続いた作品なのに、作者の白瀬修氏の消息が現在全然わからないということです。一度は漫画版も出ていたというのに。
次回作の話をあと書きでしていましたが。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784797341645
発表当時はかなり斬新な設定だったんですよね。男の子なのに魔法少女という設定で。でも、本人はいたって男の子な真っ直ぐな性格をしていて。でも、自分と「ウリ二つ」の母親と、しゃべる猫(定番)の陰謀で魔法少女となる契約(これも今となっては定番?)をさせられてしまって、契約を破ると女の子にされてしまうという罰則がついてるという。。(実際のところシリーズ中、2回女の子になってしまったという。)
で、コメディーあり、涙あり、熱血あり、感動ありの、男の子の魔法少女という矛盾した存在として、ノイズと呼ばれる人の思念から生まれた化け物のようなものと日夜戦い続けている日常が描かれてるのでした。
お約束の、仲間の魔法少女(こちらはみんな少女。いや、うち一人は成人女性で、他の一人は意思のあるノイズだったりしますが。。)もいますし。マスコット(?)の猫は、実は正体が特異な出自を持つ魔法少女だったりとか。
結局、まど☆マギが下敷にしたテンプレ的魔法少女の全てが、ちょっとおかしな具合ですが、含まれてるというやつで。
それでも、まど☆マギのあとも、主人公の真っ直ぐな性格のままにブレないで話は進行していました。
ちなみに、おと×まほ というのは男の子の魔法少女にかけているようですが、おと は音のことだという話で。
先のノイズという表現からも伺えるように、魔法少女に関係する項目は音に関係する用語が多数出てきます。
主人公は特異な位置にあるのでともかく、他の魔法少女はチューナーと呼ばれてるし、チューナーの上司みたいな物は指揮者と呼ばれてるし、意思のあるノイズはディスコードだったり。
イラスト担当のヤス氏は、当時はすでに とらドラ の絵とかも描いていましたが、そのあとでかなり力をつけていきましたよね。じょしらく なんかはアニメにもなったし。
かなりのんびり読んでいたので、いつもリアルタイムから遅れた状態でしたが、ようやっとラストにたどりつきましたよ。
それにしても、Wikipediaの記述も、GA文庫の おと×まほ の特設ページでも 16巻の紹介がないんですよね。
次回作以前の状態なのかなぁ。
これだけ長く続いたシリーズの作者でも、生き残っていくのは大変ということなのか、それとも他の事情があるのか。。。
個人的にはおもしろい作品だったと思います。
さっきテンプレの設定みたいに書きましたが、実際のところ受ける印象は全く違います。主人公の扱いが特に。戦い方も男らしく(?)、肉弾戦になったり、自分の魔法の杖を投げつけてしまったりとかしてますし。
むしろ、まど☆マギの方が おと×まほ のパロディーなんじゃないかとまで思ってしまったり。