なんというか、ラノベじゃなくてSFです。
何でそんなことを最初に書いたかというと、なんとこの作品、かのラブライブの にこ を主人公とした二次創作同人小説を元にした作品で、しかもなんということに第4回ハヤカワSFコンテストの特別賞を受賞した作品だったわけで。
いえ、eBookjapan のメルマガで知ったんですが、主人公の元がそれでも、中見はしっかりとSFしていました。かなりグロいですけど ^^;;
物語は、矢澤にこ改め(^^;;;)古月みかが、西木野真姫もとい(^^;;)新園眞織によって新世代のアイドルになるという話。いえ、アイドルなんだそうです ^^;;; (表現はメルマガで作品の解説をしていた前島賢氏のものから。)
グロだし、なんかまちがってるけどアイドルなんです。そしてそこらへんにSF要素があるのでした。アイドルが殺戮しまくって、環境を変化させ、進化を促し、やがて時空を越えてファンを増やしていこうという話です(どんな話だ。。。)
とにかくアイドルという言葉が一人歩きしてるような怪作です。
宇宙一アイドルねぇ。。。
電子出版されていて、『最後にして最初のアイドル』から購入できます。
129円でした。
いや、何度も言いますがグロいです。。。
あと、私はラブライブ見たことないです。同人とかイラストの二次創作しか見たことないです ^^;;; ラブライブ・サンシャインも結局見てません。。
読了。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784048924979
以前、Babel -異世界禁呪と緑の少女-で紹介した小説の続編です。
元はネット小説らしいですね。
主人公の雫は異世界に迷い込んでいるのですが、この話はいわゆるテンプレの異世界物ではなく、歴としたファンタジー小説です。
ちゃんと、異世界に飛ばされたときの彼我の違いや同一なところなどがちゃんと考察されています。そして、今巻ではそもそもの何で異世界なのに言葉が通じるの? という話の核心にたどりつきます。
主人公の雫はめだつ姉と妹の間にかくれてしまって目立たない存在だったのですが、実際のところは芯が強く、聡明で、努力することを厭わない性格をしていたりします。
前の巻では突然迷い込んだ異世界の中で迷いながらも、旅の供であったエリクに助けられていることを実感するところだったのですが、今回は雫の話がメインながら、エリクの内面が明かになってきています。
なんかとぼけたような二人の会話が好きなのですが、その何気ない会話も、実は話のテーマと関連がある内容が隠されていたりするんですよね。
今回登場する王様もいい味出してるな。