見て来ました。
まぁ、みんな不安がっている作品でしたが。中の人もそれをネタにしてるようなしてないような。。。
断片だけを見てると確かに不安要素ばりばりなのですが、ひとつの映画として通して見ると、そこに仗助たちのドラマが見えてくるのでした。
それに入り込んでくると、仗助なんかの動きがジョジョしてくるという。
ちなみにジョジョ立ちは無いと思ってもらった方が。
そのかわり、スペインでロケした杜王町の景色は確かに原作の雰囲気です。スタイリッシュな感じはそのままに、どこか生活感のある、かなり日本じゃなくて現実離れした雰囲気が出てました。
仗助が幼なく見えて、逆に承太郎が歳食って見えるのですが、考えてもみればこのぐらいの年齢の人ってこういう感じになるよなぁ、とか。
スタンドのほとんどがはっきりとした姿を見せなくて霞んでいるような感じが、実体の無いスタンドの存在を表してるような感じです。
仗助の、中腰で前屈みになって、両手を開き気味に下から睨みつけるようなあのポーズは決まっていました。ちゃんとあの髪で片方の目が隠れるようなアングルで撮ってるんですよね。
一般に受け入れられるかはともかくとして、確かに原作者が表現したいと思っていた世界観だったのではないかと思います。
ヒーロー殺しステイン。
この話はやっぱりジャンプ物としてはかなり異例のシリアスな物ですよね。
登場人物が一生物の怪我を負ったり(そういえば、そもそもオールマイティーそのものがそういう存在だし)、いわゆる「正義」に反抗する者たちへのカリスマ的な存在となったステインみたいのが出てきたりして。
結構、政治的大人の世界の話も出てきたりしますからねぇ。
そういうのもひっくるめてヒロアカはおもしろいのだと思います。
それにしても、あのEDは気になりますよね。本編でもやったらおもしろそうなのに、とか思いつつ、考えてもみればあの、かなり強い印象を常に放つLiSAの歌なのに、ものすごく映像の方に目が行ってしまって、歌は完全にそれを引きたてる道具になっているという、ある意味アニメのあるべき姿になってるのがすごい。LiSAが脇役になるとは。