9話。case 11. Pell-mell Duel.
Pell-mell というのはロンドンのペルメル街のことかと思ったのですが、色々と意味があるみたいです。(街の方は Pall Mall st. でした。。。) The meaning and origin of the expression: Pell-mell
最初に見られたのはシェイクスピアの『リチャードIII世』(1594)からみたいです。
“March on, ioine brauelie, let vs to it pell mell, If not to heauen then hand in hand to hell.”
サイトによると語源はフランス語の“pêle-mêle”に相当する古フランス語の“pel et melle”みたいで、意味は英語と同じく In disorderly confusion; with reckless haste. みたい。
めちゃくちゃにあわてふためいた状態とか乱雑な状態のことみたいですが。
サブタイトルの意味は「めちゃくちゃな勝負」みたいな意味になるんでしょうかね。
ここでエピソードの番号が元に戻る意味がかなり明確に出てきます。
8話の、かなり先のエピソードでプリンセスとアンジェの出自のことが描写されているのですが、それがない状態でチセの話が合流してきたばかりのこの話が来ていたら、プリンセスの行動とか表情の意味がわからない状態になっていたんですよね。それに、この回のエピソードがあるから、このあとのエピソードでのチセの心のあり方の理由が明かされるわけで。
構成の妙が出てきてるところ。
そうするとなおさら、この話の終着点は一体どこにあるのだろうかと思ってしまいます。
おそらくはこの構成を取る限りチェンジリング作戦は完遂しないですよね、このシリーズ中では。それをラストに据えるのは無理のある構成だし。
むしろ、この一見ランダムにシャッフルされているエピソードの並びの中に話のテーマがあるのかもしれません。
知らなかったんですが、フランス出身のアニメ関係のデザイナーの人で。
日本にあこがれて日本でアニメの仕事して、日本人と結婚して、サテライト所属のデザイナーとして活躍してると。
で、この人、おもしろいことやっているみたいです。
8歳と11歳の子供がいるのですが、子供が描いた絵を元に、それをクリーンアップしたクリーチャーのイラストを描いてTwitterに上げてるというやつ。
動画はそのメイキングのやつです。
子供のセンスもすごいのですが、それをちゃんとそれらしく作るトマ氏の手腕もすごいです。
親子デザイン工房 (No.35)
— ThomasRomain ロマン・トマ (@Thomasintokyo) 2017年9月1日
ロイヤルガーデンナイト
原案:長男
イラスト:パパ
ユーチューブチャンネルにメイキングの動画をたくさんアップしていますので是非見てください!https://t.co/9lYKPdVxCV pic.twitter.com/g6sVT19Cco
突き抜けている。。