買ってあったBDの2巻が届いたので、ひとつめのcase.2を見ました。
あらためて見ると、かなり初期から繰り返しアンジェとプリンセスの入れ替わりのことは小出しにされていたのですね。幼少のころの絵も時々入っていましたし。見るたびに奥深いものがあると感じたり。
BDには特典で製作者へのインタビューがたんまりと入っているのですが、それを読むのも楽しいです。元々かなりのカオスな状態からまとめていったようなところがあるようで、その過程でキャラにも深みが出てるようで。ベクトルが決まってからはそっちの方にとにかく深く入り込んで設定や話が作り込まれて行っていたみたいです。
OPとEDの話とかあったのですが、EDは本編のどこかドライな感じに対比させるためにファンシーな作りにして、主人公たちの普通の日常を描こうとしたらしいのですが、これがまた本編のあとにくるEDと見ると逆にどこかしんみりとしてしまうという。自分達がすることができない日常について描かれることになるのですから。OPとEDは同じ人が作っているらしいのですが、EDのキャラソンなのをOPのパワフルな感じで別の視点から作りなおしたのが、実はOPのCDにc/w で入ってる Drive My Fate という曲。実はこのエピソードを聞くまで失礼ながら曲自体は聞いてなかったのですが、あわてて聞いてみました。うわ。確かに同じ曲だ。
特典にはキャラ原案の黒星紅白の描いた絵も入っていました。
この話はあくまでアンジェの話ということで、作り込まれた曲とかもアンジェのテーマがほとんどなんだそうですけど、個人的にはやっぱりプリンセスの方が好きだな。実際のところは騎士に守られるお姫様的な位置付けなんでしょうが、その生れれはスラムの出ですし、思いやりがあるようでいて、その一方でドライなところもあったりして。そして自ら危険な任務にも飛び込んでいく。
それにしても、特典の作品紹介ではおもいっきりアンジェとプリンセスの入れ替わりのことを公言してるんですよね。もうそこには秘密はないんだ状態で、それを秘密にしなくてもおもしろいものなんだぞ、というスタッフの自負のようなものがあったりして。