なんというか、動きが激しすぎる分、作画がかなり崩壊していたという。
いえ、激しすぎる動きを描き切るために作画を切り捨てたみたいな?
もはや誰これ状態ですし。
で、アタランテの声が早見沙織なんですが、今までの彼女の声の感じから激しくはずれているんですよね。ドスが効いた声で叫んでいたりして。最近、彼女の声の質ってもしかしたら島本須美と似てるのかな、と思っていたんですが。クラリスとかナウシカとか。でも結構違うのかなぁ? 見てないのですが、ガンダム・ジ・オリジンではララァの声をやってるんですよね。
読了。
https://www.amazon.co.jp/dp/9784048934633
元々はオビのあらすじがちょっと気になったからなのですが。
結構しっかりしたSFでした。なもので、タグにもSFを加えておきました。
拡張世界が一般化しているアキバ特区では、視覚・聴覚に仮想現実が重なっているため、本当の世界を意識することなく楽しめるオタクの楽園、という感じなのですが。そのユーザーたちの情報を集収しているシステムはいつのまにか集団的無意識のようなものを形作るようになり、それが受け入れられないような現象がみつかったときに仮想世界の中にバグが生じて見えるべきものが見えなくなったり見え方がずれてしまったりするようになることが人知れず起きていたと。
その集団的無意識的存在の末端のひとつであるミコミコと自称する仮想人格と出会った主人公は、そんなちょっとしたバグ、でもそれを引き起こした当人たちにとってはちょっとしたことではないような原因によるバグと向うことになったというやつ。
思ったよりもおもしろかったです。
人間の心理についての、ちょっとオタクな解釈を含んだような描写とかの結びつけ方がうまいなぁ、と。