ラノベ原作のアニメの主演声優何人かが降板というニュースからたどって、なんか原作者が不適切なつぶやきをしたことの謝罪に端を発しているみたいで。
原作の小説も10何巻かあるのが全部回収になったとか。
他国を侮辱する内容があったということで。
まぁ、そのつぶやきを見てないのでそんなに言えることはないですが。
でも、最近『不適切』な言葉による謝罪とかが大きくなっているような気がします。なんか『図書館戦争』の世界ですね。
もっとも『図書館戦争』の方は情報を発信することに対して制約を加えようとするひとつの過激な団体が存在して、それに対して力で対抗してる話なのですが、こちらの方は自主規制なところが明確に違いますが。ちなみに『図書館戦争』の文庫のあとがきだったか作者の対談だったかでこの自主規制のことに触れて、事実の方が小説の先に行ってしまっている現状について話題に上っていました。
表現というものは時代時代によって色々と規制がかかって、しかも規制の内容というものはその時々で変わってくるから、今の規制が将来の、もしくは過去の規制と同じものだというわけではないのですが。
秦の始皇帝がやった焚書坑儒もある意味においては同じものかもしれませんし、戦中の言論統制もねっこが違っても受け手としては同じようなものかと言えるかもしれないし。同人誌での成人物への規制も時代によって程度が違ってきます。
みんな同列にするとそれこそ色々とおこられてしまいそうですがね。
でも、今の世の中、本が供給過剰になっていることを考えると、もしかしてこれはそれを淘汰するような流れととらえることもできるのかなぁ。
表現する側はその時々でできる範囲の中で工夫して作品を作っていかなければいけないわけで、その中で話を生かすのが表現する側の腕の見せどころとなりますね。
何か居心地の悪い気がしますが。