最終話見ました。
一応ネタバレ扱いにしましょうか。
レイシアが色々と種明しをするのですが、どうにもやっぱりうさん臭い感じがするんですよね。
レイシアはメトーデ=ヒギンズとの戦闘で中破していて、外部とのコンタクトのための電源も切れてきて、ついに力尽きます。
そうしたあとのことも全てレイシアは予測していて、レイシアがいなくなったあとでもアラトが安全に帰りつける算段もしていたのですが、結局アラトは当初の予定通りヒギンズを止めるためにヒギンズの方に向かうと。
で、量産型コウカにちょっと助けられるのですが。
この話の中で一番の勝ち組は実はコウカなんじゃないかと思ったり。コウカは破壊されてレイシア級としてのボディーを失ったわけですが、その存在は拡散し、しかも多様性を身につけて生き残り存在を周囲に知らしめることができた、と。同時に行動していた量産型コウカですが、世界中の超高度AIと結びついたコウカたちは、それぞれのAIの思惑で反目もするけど、多数の選択肢をいずれかのコウカが実現できる、という形を取ることができるようになったんですよね。
で、ヒギンズの端末のところでアラトはリョウと合流。
スノードロップがラスボスだったわけですが、すでにレイシアがあらかじめ対策をしていたり。
結局一番の貧乏籤を引いたのはメトーデだったのかも。結局一番人間らしく自滅しているし。そしてスノードロップも結局は敗者だったと。
コウカと同じぐらい勝ち組だったのはエリカ・バローズ。マリアージュじゃなくてエリカ。傍観するということで何も得ることがなかった代りに何も失なうことがなかった、と。
そしてアラトはヒギンズに選択するための情報を与えるためにヒギンズと外部の接続をする。
ここのところも何かうさん臭さが。
ヒギンズは外部の状況から判断して人間とAIは共存しうるのだと判断したというのですが、既に外はレイシアが色々と情報をばらまいてるんですよね。外部クラウドとしてのレイシアは最後に外部から接続を絶たれたと言って停止していたのですが、結局ラストのシーンから言って自己を再生できるように自己をクラウドにばらまいていたっぽいんですよね。結局hIEコントロールするためのAASCはヒギンズ停止後はレイシアのブラックモノリスがコントロールすることになってたんですよね。結局のところ、ヒギンズの決断はレイシアによって誘導された結論だったのではないかと思われて仕方無いです。
話の流れからアラトは絶対生還しないだろうと思っていたので、ラストはなんとなく拍子抜けした感じです。
これはハッピーエンドには見えないな。ある意味においてディストピアな話なんだと思います。
でもSFとしての話の作りはおもしろかったです。
時間をあけてでも完結してくれてうれしいです。(それでも作画が少し乱れてましたけど。。。)
それにしてもの話のOP/EDは前半と後半で変えてあるのですが、作詞作曲はOPはOP、EDはEDで前半と後半で同じ人がやってるのですね。歌う人は違うのですが。