緊急事態宣言発令からまもなく1カ月。延長も来まって色々と疲れてきてるときにこそ基本に戻らんとね。
読了していたのですがレビューできてなかったやつ。
自分の弱さを自覚しながら、最強の吸血鬼と呼ばれることに戸惑っているコマリは、今回は天照楽土の次指導者である大神を選ぶための天舞祭に巻き込まれ、天照楽土のアマツ・カルラと共闘することになってしまいます。
ところがこのカルラというのはコマリと同じく強さだけが喧伝されるが実は弱い存在で。
対戦するレイゲツ・カリンの陣営は天舞祭が進むにつれ卑劣な言動や手段を取りはじめるようになり、最初は大神なんぞやりたく無いと思っていたカルラに、カリンを大神にしてゃいけないと決意させることになりました。その決意の決めてとなったのは、カルラの弱い自分に対してもその良い点をみつけて認めてくれるコマリの存在があったからでした。
カルラは、自分が本当に最強であることを知らず、弱いのだと信じているコマリがその弱い自分をさらけ出しても他人に対する優しさをつらぬこうとしことに感銘したのですね。
結末に至るパターンはいつもの通りですが、そこは予定調和ということで。
こちらは昨日読了しました。
同時にコミックス版の1巻も出ています。
前世に科学技術の発達した世界にいたという記憶を持つ王女のアニスこと アニスフィアは、誰よりも魔法を愛し、魔法に愛されなかった天才と呼ばれていました。魔法が権力と結びついた世界で、アニスは長子ながら王位に就くことはできないので、彼女は王位継承権を放棄し、魔法を使うことができない自分でも魔法のような力を駆使することができる魔法科学(魔学)を生み出しそれを駆使する異端の王女となっていったのでした。
アニスの弟の婚約者であるユフィことユフィリアは、王妃となるべく教育を受け、自分を律することに長け、何よりも複数の魔法を使いこなせる精霊に愛される者として知られていました。ところが、王太子であるアニスの弟アルガルドは突然ユフィとの婚約を破棄することを宣言。それによって経歴を傷つけられたユフィは寄る辺もなくなってしまいます。
そんなユフィをアニスは魔学の研究結果をユフィに出させることによって彼女の名誉を回復させようとするのでした。
というのが原作1巻やコミックスの1巻の内容。
今回読み終わった原作では、一度は拒んでいた王権を再び握らなければならなくなったアニスの苦悩と、それをそばで見ているだけしかできず、それでもなんとかしてアニスの力になりたいと思っているユフィの苦悩が描かれています。
そしてユフィはそれまでの王国のありかたをひっくりかえすようなある決断をし、それによってアニスの境遇を救わんとします。でも、それはアニスとしては絶対許容できないものであって……。
この3巻でひとつの区切りがつくようですが、まだ続きが読みたい作品です。
なんというかかなりなつかしい曲です。松永依織のカヴァー。
サビのところがいいなぁ。かなり耳についているフレーズのところです。